アース製薬、今期経常を一転60%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2018/11/05 15:00
 アース製薬 <4985> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比43.1%減の62.5億円に落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の64億円→20億円(前期は49.8億円)に68.8%下方修正し、一転して59.9%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2.9億円の赤字→46.9億円の赤字(前年同期は48.7億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常損益は4.4億円の赤字(前年同期は11.2億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の2.1%→-1.2%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社グループにおいて主要な収益源である国内虫ケア用品の売上が、本年5~6月の低温傾向や記録的な酷暑、また各地で発生した豪雨などに起因した市場低迷の影響を受けて、当初の想定を下回る見込みとなりました。これに伴い、売上総利益が減少することに加えて、製品育成のための積極投資もあり、販売促進費をはじめとする競争費用が当初の計画を上回る見込みとなりました。これらにより、連結の売上高及び段階利益はいずれも当初の計画を下回る見込みとなりました。なお、配当予想に関しては、平成30年2月13日公表の金額(1株当たり115円)から変更しない予定としております。
配信元: 株探

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