株価は大幅安。いよいよ底打ちに向けた動きか【2018/10/29-11/02】

著者:横山利香
投稿:2018/10/28 13:50

底打ち後はリバウンド上昇狙いで

日経平均株価は10月26日金曜日、2万1,184.60円で取引を終えました。前回「下降トレンドが継続している。底打ちを確認できるまでは、逆張り戦略で回転させる戦略がよい」と解説しました。
株価は想定レンジ以上に大幅に下落して取引を終えました。

米国の株式市場は、ニューヨークダウとナスダックともに下落トレンドが継続した一週間でした。
ドル円相場は小動きの一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、足元は下落トレンドが継続し、大幅な下げになりました。2万2,000円を割り込んだ後も下落が続き、26日には節目の2万1,000円を一時割り込む場面もありました。
株価の下落も15%程度となり、暴落と言える水準になりました。また、オシレーター系の指標では売られすぎの水準までようやく下落してきましたので、時間をかけて落ち着けば底打ちの動きがみられるようになる可能性が高いでしょう。
目標上値は2万1,850円、下値は2万0,750円、それぞれプラスマイナス250円とします。
短期的には下落トレンドが継続していますが、底打ちとともにリバウンド上昇に転じる可能性が考えられます。ただし、株価暴落による戻り売りが出ることを想定すると、あくまでも逆張り戦略の短期売買を心掛けた方がよいかもしれません。
また、東証マザーズ指数も節目である900ポイントを割り込み、873.42ポイントまで下落しました。需給の悪化がしばらく続く可能性がありますから、逆張り戦略の短期売買がよいでしょう。
年末に向けては、戻り売りが出ることを考えると銘柄選びは入念に行いたいところです。
米国の大統領選挙まであとわずかになりましたので、米国の株式市場の動向にも注目しておきましょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想