今週は自律反発ありえる。
ここ2週間は株式の急落によるリスク資産の売却や、米原油在庫の増加による需給緩和で下げ局面となっている。原油在庫の増加ハリケーン影響などで製油所の稼働率が落ち込んだことが大きい。しかし、ガソリン在庫が横ばいとなるなど製品の在庫は増えていない。1月末から2月の米株価急落局面でWTIも下げたが、下げ期間は11営業日だった。今回は18日がちょうど11営業日で水準的にもWTI8月の安値から10月の高値の3分の2押し水準まで下がってきており、67~68ドルが下値のめど。11月になればヒーティングオイルの需要期に入るほか、米中間選挙が終われば、トランプ大統領による原油価格抑制圧力も小さくなる。11月からのイラン経済制裁でイランの生産量の減少をサウジアラビアが補えきれていない状況に、今後市場の目が向かう。トルコ総領事でのサウジジャーナリストの殺害事件も騒ぎが拡大すれば原油価格にも影響がある。明日トルコ政府から調査状況について何か発表がありそうだ。