【買い】キリン堂ホールディングス（3194）株主優待制度の新設を材料視◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

株主優待制度の新設を材料視

業種：小売業
時価総額：183.6億円
PER：12.40倍
PBR： 1.26倍

関西地盤のドラッグストアチェーン大手。PB商品の育成と開発を推進しており、関西地域では小商圏でのドミナント深耕を図っている。調剤事業の拡大等に注力しており、中国は小売りから卸売りにシフト。

同社は17日に株主優待制度の新設を発表。毎年2月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000円～3000円相当の自社グループ買い物券、通販サイトで利用できるポイント、PBブランド商品のうち1点を贈呈する。また、日本赤十字社へ同額を寄付することもできる。

株主優待制度の新設を材料視した買いが向かっている模様。直近で新安値を更新していることから短期的な売られ過ぎ感も窺える。同社の年初来高値は3720円と上値余地も十分あるといえるだろう。