ワールド、上期税引き前を一転7%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2018/10/17 15:00
 ワールド <3612> が10月17日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の37.4億円→51億円(前年同期は47.8億円)に36.1%上方修正し、一転して6.6%増益見通しとなった。
 なお、通期の税引き前利益は従来予想の127億円(前期は111億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2019年3月期第2四半期連結累計期間における当社グループの売上収益は、M&Aの連結加入効果もあって前年同期比1.4%増の見通しながら、9月の二度の台風等による店舗休業の影響などによって、前回発表予想より0.3%減の117,100百万円と若干の未達になる見込みです。売上総利益率は、前回発表したとおり、大阪北部地震や西日本豪雨といった一過性の要因等を背景に、当シーズン商材の在庫調整の必要性から値引き販売を強化した影響を受けましたが、人件費を中心とした経費支出の継続的な見直しが奏功し、経費削減が粗利益の減少を補える見通しです。結果として、コア営業利益は前回発表予想比2.7%増の 6,150百万円が見込まれ、前年同期に対しては0.9%増と僅かながら増益へ転換する見込みとなりました。また、その他の収支(その他の収益・その他の費用)においては為替差益の計上に加えて、固定資産除却損といった経常的に発生する費用も低減できたことから、営業利益は前回発表予想を27.8%上回る5,900百万円(前年同期比1.4%増)となる見込みです。更に、金融収支(金融収益・金融費用)ではリファイナンス費用の減少に加えて、優先株式の償還や借入金の返済に伴う支払利息の負担軽減が進んだことから、税引前四半期利益は前回予想を36.1%上回る5,100百万円(前年同期比6.6%増)となる見込みであり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前回予想比56.7%増の3,300百万円と前年同期に対しても従来の減益予想から一転して13.8%増益を達成する見通しです。以上のとおり、当社グループの業況は堅調に推移しており、また、当下半期も引き続き収益力の向上に努めてまいる所存です。ただし、当社グループの収益は下半期が上半期より大きい特性であるうえ、今後の消費動向等は現時点で不確定要素もあることから、通期の業績予想については前回発表予想を据え置かせていただきます。
配信元: 株探

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