ブイキューブ Research Memo(2):アジアNo.1を目指すWeb会議システムの国内リーディング・カンパニー

配信元:フィスコ
投稿:2018/09/26 16:17
■会社概要

1. 会社概要
ブイキューブ<3681>はビジュアルコミュニケーションツールの企画、開発、販売、運用、保守を手掛け、国内外の法人企業、教育機関、官公庁などのユーザーに対して主にクラウドベースでビジュアルコミュニケーションサービスを提供する。ビジュアルコミュニケーションの黎明期の2004年にWeb会議システムを自社開発し、改良を加えて、同市場へ参入。高品質でユーザー目線に立ったきめ細かなサービス、品ぞろえや24時間・365日のサポート体制などが評価され、Web会議「ASP(クラウド)型」及び「ASP(クラウド)型+SI(オンプレミス)型」市場において11年連続してシェアNo.1を獲得。主力のWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング」を中心に5,000社を超える企業への導入実績を誇り、国内トップの座を不動のものにしている。さらに、2014年にパイオニアソリューションズ(株)を子会社化したことにより、Web会議「SI(オンプレミス)型」の分野でもシェアNo.1を獲得し、国内Web会議市場の全分野でのシェアNo.1を獲得するなど、国内リーティング・カンパニーとなっている。

同社グループは2018年6月30日現在、本社1、関係会社7社(日本1、シンガポール3、米国1、タイ1、インドネシア1)から構成される。グループの役員・従業員数は478人となっている。


2017年にグループ全体の構造改革を行い体質強化を図る
2. 沿革
同社の前身は、創業者で同社代表取締役社長の間下直晃(ましたなおあき)氏が慶應義塾大学在学中の1998年10月に、Web制作やアプリ開発などWebソリューションの提供を行うことを目的として設立した有限会社ブイキューブインターネット。2001年1月に事業の本格化に合わせて株式会社へ改組し、2002年12月に社名を株式会社ブイキューブに変更した。

2003年にアメリカ進出し、2004年に現在の主力商品であるWeb会議システム「nice to meet you」(現「V-Cube」)の販売を開始した。この時は複数の事業を行っていたが、その後、ビジュアルコミュニケーションサービス事業1本に選択・集中することを決断した。2008年9月に起きたリーマンショックを引き金としてビジュアルコミュニケーションサービスに対する需要が高まったことや、クラウド型サービスに対するユーザーの理解度や利用姿勢の変化を受けて、この事業は大きく成長し、2010年5月にはサービス名を「nice to meet you」から「V-CUBE」へ変更した。

2009年にはマレーシアに進出した。2012年にはシンガポール、インドネシア、2013年には中国に進出した。2016年9月にはタイに出店するなど、東南アジアを中心に展開している。2017年にグループ全体の構造改革に取り組み、現在に至っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

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