上昇続く株価。まだ上がる?それとも下がる?【2018/09/25-09/28】

著者:横山利香
投稿:2018/09/23 09:47

権利落ち後に注目

日経平均株価は9月21日金曜日、2万3,869.93円で取引を終えました。前回「三角保ち合いを再び上に抜け、足元は上昇トレンドに転換した可能性が高い。上昇トレンド継続中は押したところを買いでよい」と解説しました。
株価は想定レンジを上回る2万4,000円目前まで上昇した一週間でした。

米国の株式市場は、ニューヨークダウとナスダックともに堅調な推移が続いた一週間でした。
ドル円相場はドルが買われた一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、三角保ち合いを上に抜けて上昇トレンドに転換したことで、株価は出来高を伴って大幅に上昇しました。
目標上値は2万4,000円、下値は2万3,350円、それぞれプラスマイナス150円とします。
今週は権利確定日を控えていますので、まずは権利落ち後の動きに注目したいところです。上昇トレンド継続中でも、株価は上げ下げを繰り返して動きますから、高値掴みには注意しましょう。
三角保ち合いを再び上に抜けたことで、足元は上昇トレンドに転換した可能性が高いと言えるでしょう。とは言え、押す場面もあるでしょうから、上昇トレンドが継続中は押したところを買いでいいでしょう。
東証マザーズ指数は大幅に下落することもなく、一週間を終えました。長く下落基調が続きましたから、時間をかけて底打ちに向けた動きになる可能性が考えられます。
全体的に、指数は高くても銘柄がイマイチという需給がしばらくは続くでしょうから、銘柄選別はしっかりと行いましょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想