買い戻し主導で盛り上がり欠く

配信元:フィスコ
投稿:2018/09/11 12:21
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22595.52;+222.43TOPIX;1694.14;+6.53

[後場の投資戦略]

 日経平均は200円以上の上昇で、22400円台に位置していた25日、75日、200日移動平均線を一気に上抜けする格好となった。ただ、前引け時点の東証1部売買代金は1兆円を下回っており、商いは盛り上がりを欠く。前週はトランプ米政権の通商問題を巡る強硬姿勢や相次ぐ災害を受けて大きく売られる場面があり、本日の上昇も短期筋の買い戻しによるものとの印象が強い。米中貿易摩擦の激化や今後の日米協議に対する懸念は根強く、主力輸出株を中心に新規の買いはなお手掛けづらい状況だろう。日経平均も22000円台後半では戻り待ちの売りが出やすいと考えられる。

 新興市場ではマザーズ指数や日経ジャスダック平均が反落しており、やはり個人投資家のマインドも改善しているとは言いがたい。ただ、東証1部のライクKN<6065>と同様に、ジャスダックではフライングG<3317>テラ<2191>が個別材料を手掛かりに値を飛ばしている。日経平均の方向感がつかみにくいだけに、個人投資家の物色は中小型の材料株に向かいやすいだろう。
(小林大純)
<AK>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
2191
2.0
(08/22)
-2.0
(-50.00%)
2,589.0
(14:21)
+20.0
(+0.77%)
1,006.0
(08/25)
+3.0
(+0.29%)