【先週のドル/円の値動きと今週の経済指標】
先週の米ドル/円(TFX)は小幅反落。111.245で寄り付いた米ドル/円は週半ばにかけて米国とメキシコ、カナダの通商交渉を好感し株高によるリスクオフムードが後退したことから、一時111.830まで上昇。その後は、アルゼンチンをはじめとして新興国通貨が売られたことにより、再びリスクオフによる円を中心に先進国通貨が買われたことで110.670まで下落。前週末終値111.190比で0.105安の111.085で引けました。
今週の主な経済指標は以下のとおりです。
今週は、月曜日がレーバー・デーで米国市場が休場となり、これが終わると米国は新年度スタートとなります。夏休みが終わりリフレッシュした海外金融機関のトレーダーらが本格的にポジションを取り始めること、また、9月は多くの政治・経済イベントがあることもあり、トレンドが出やすいと言われます。どの資産クラスにこういった海外機関投資家勢の資金が流入するのかを確認したいところです。
また、火曜日以降は8月ISM製造業景気指数や8月ADP全米雇用報告、8月ISM非製造業景気指数、そして8月雇用統計があり、米国の堅調な景気動向に変化が無いかに注目です。
なお、8月ISM製造業景気指数や同ISM非製造業景気指数は、昨年来の低めの市場予想、それぞれ57.6と56.6となっていますが、景気拡大と後退の境目となる50をいずれも上回るものとなっています。また、雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数の伸びが前月比19.1万人増ですが、市場予想の標準偏差をとると17.4万人~21.4万人増と各社の予想のばらつき度合いが大きいように見受けられます。
平均時給の市場予想は前月比プラス0.2%ですが、平均値では0.25%で、先月がプラス0.3%でしたので、どちらかと言えば、上振れリスクが高いのではないかと予想しています。
米国の経済指標以外に目を向けると、本日はトルコのCPIやPPIの発表があり、市場予想を大きく上回る結果となる場合、トルコの金融政策への信頼感が低下する恐れがあります。
今週の主な経済指標は以下のとおりです。
今週は、月曜日がレーバー・デーで米国市場が休場となり、これが終わると米国は新年度スタートとなります。夏休みが終わりリフレッシュした海外金融機関のトレーダーらが本格的にポジションを取り始めること、また、9月は多くの政治・経済イベントがあることもあり、トレンドが出やすいと言われます。どの資産クラスにこういった海外機関投資家勢の資金が流入するのかを確認したいところです。
また、火曜日以降は8月ISM製造業景気指数や8月ADP全米雇用報告、8月ISM非製造業景気指数、そして8月雇用統計があり、米国の堅調な景気動向に変化が無いかに注目です。
なお、8月ISM製造業景気指数や同ISM非製造業景気指数は、昨年来の低めの市場予想、それぞれ57.6と56.6となっていますが、景気拡大と後退の境目となる50をいずれも上回るものとなっています。また、雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数の伸びが前月比19.1万人増ですが、市場予想の標準偏差をとると17.4万人~21.4万人増と各社の予想のばらつき度合いが大きいように見受けられます。
平均時給の市場予想は前月比プラス0.2%ですが、平均値では0.25%で、先月がプラス0.3%でしたので、どちらかと言えば、上振れリスクが高いのではないかと予想しています。
米国の経済指標以外に目を向けると、本日はトルコのCPIやPPIの発表があり、市場予想を大きく上回る結果となる場合、トルコの金融政策への信頼感が低下する恐れがあります。