ユーロの下げ加速 フィッチのイタリア格付け見直しに注目も=NY為替チェック
ユーロドルはNY時間に入っても軟調な動きが続いており、1.1610ドル近辺まで値を落としている。前日安値を下回り下げが加速。一旦1.1650ドル付近まで下げ渋る場面もあったものの上値を抑えられており、きょうは下値模索の展開のようだ。
米株は寄り付きの下げからプラスに転じているものの、きょうの市場はリスク回避的な雰囲気が強まっている。トランプ大統領がきのう、9月6日に期限を迎える2000億ドル規模の中国輸入品に対する制裁関税措置の発動を支持すると発表したことが、再びリスク回避の雰囲気を醸し出しているようだ。
為替市場ではリスク回避のドル買いが復活しており、このところドル調整の受け皿となっていたユーロは戻り売りに押されている。
また、この日発表のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことに、イタリア情勢に対する懸念もユーロの重しとなっている。イタリア政府高官から、「必要ならばEUの財政規律であるGDP比3%の財政赤字の上限を超える可能性がある」との発言が伝わっていた。
きょうはNY時間の夕方にフィッチ・レーティングスがイタリアの格付けの見直しを発表するが、一部からは注目されているようだ。今回は格下げはないと思われるが、コメントが注目されているようだ。
EUR/USD 1.1610 EUR/JPY 128.71 EUR/GBP 0.8942
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
米株は寄り付きの下げからプラスに転じているものの、きょうの市場はリスク回避的な雰囲気が強まっている。トランプ大統領がきのう、9月6日に期限を迎える2000億ドル規模の中国輸入品に対する制裁関税措置の発動を支持すると発表したことが、再びリスク回避の雰囲気を醸し出しているようだ。
為替市場ではリスク回避のドル買いが復活しており、このところドル調整の受け皿となっていたユーロは戻り売りに押されている。
また、この日発表のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことに、イタリア情勢に対する懸念もユーロの重しとなっている。イタリア政府高官から、「必要ならばEUの財政規律であるGDP比3%の財政赤字の上限を超える可能性がある」との発言が伝わっていた。
きょうはNY時間の夕方にフィッチ・レーティングスがイタリアの格付けの見直しを発表するが、一部からは注目されているようだ。今回は格下げはないと思われるが、コメントが注目されているようだ。
EUR/USD 1.1610 EUR/JPY 128.71 EUR/GBP 0.8942
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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