貿易摩擦への懸念が再燃
昨日のドル/円は一時111円割れへと反落する軟調な展開だった。トランプ米大統領が来週にも2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税を発動させる考えを示したと伝わり貿易摩擦への懸念が再燃した。もっとも、貿易摩擦への懸念でドルは円以外の通貨に対して買われており、ドルの総合的な価値を示すドルインデックスは上昇している。昨日のドル/円の下落については、一昨日の上昇の反動という面が強いと見られ、110円台での売り意欲は強まりにくいだろう。ただ、本日は8月最終日につき、国際投資家の投資配分見直し(リバランス)に伴なうフローとしてドル売りが出る可能性もある。仮に111円台半ばを超えて戻せば上値が重くなりそうだ。