新興市場銘柄ダイジェスト:リボミックが大幅反発、シライ電子はストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2018/08/22 15:09
<4591> リボミック 458 +46
大幅反発。藤本製薬と共同で米特許庁に出願していた抗NGF(神経成長因子)アプタマーに関する物質特許について、特許査定を得たと代理人から通知からあったと発表。NGFの作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許で、日欧で権利化されている。米国での特許査定に伴い、疼痛治療薬として開発中のRBM004が知的財産権面でさらに強固に保護されることになるという。

<4563> アンジェス 440 +80
ストップ高。17年9月13日に発行した第31回新株予約権について、21日に全ての権利行使が完了したと発表している。新株予約権は12万個で、行使された株数は1200万株だった。行使完了を受けて株式価値の希薄化懸念が解消されたことから、投資家の間に買い安心感が広がっている。前日までの値下がりも値頃感を感じさせる要因になっているようだ。

<4769> インフォクリエ 1640 +300
ストップ高。9月30日を基準日に1株を2株に分割すると発表。投資単位当たりの金額引き下げ及び株式の流動性向上により、投資しやすい環境を整えて投資家層の拡大を図ることが目的。分割を受けて投資資金が流入しているほか、10日に発表した18年9月期第3四半期累計の営業利益が前年同期比78.4%増の4.07億円と好調なことも買い安心感につながっているようだ。

<4348> インフォコム 3400 +190
大幅に3日ぶり反発。東証本則市場への変更申請を行ったと発表。一層の社会的信用や知名度の向上を図り、企業価値の向上を実現することが目的。7月30日に18年度中を目標に変更申請を行うと明らかにしていた。市場変更で株式需要の拡大が期待できるとして買いが入っているほか、目標に対して比較的早期に変更申請ができたことも好感されているようだ。

<6907> ジオマテック 851 +48
急伸。東京理科大学とともにモスアイ構造を持つ高機能フィルムの大型化及び生産プロセスの高効率化を目的に、グラッシーカーボン転写版の製造技術を開発したと発表している。また、自社で同転写版によるモスアイ構造フィルムの量産技術を確立した。鮮明な画像を得られるため、今後、表示機器や展示機器などへの適用が見込まれるという。

<4334> ユークス 707 +100
ストップ高。エイベックス<7860>傘下のエイベックス・エンタテインメントと共同プロジェクトを開始したと発表している。ARアーティストの「ARP」とAR Live System「ALiS ZERO」を利用したARエンタテインメントを創出することが目的。共同プロジェクトが業績に与える影響は軽微だが、AR市場が急拡大するなど外部環境が変動した場合は大幅に上振れる可能性があるとしている。

<4397> チームスピリット 1917 -
公開価格(1200円)の約2.0倍となる2417円で初値を付けた。事業内容は、勤怠管理、経費精算、工数管理等を一体化したクラウドサービス「TeamSpirit」などの提供。18年8月期の営業損益予想を0.56億円の黒字と発表している。大口の新規顧客獲得等により「TeamSpirit」の受注が拡大し、契約ライセンス数及び契約社数が順調に増加する見込み。

<6658> シライ電子 463 +80
ストップ高比例配分。配線を目で見ることができない新しい透明フレキシブル基板の開発に成功し、透明フレキシブル基板「SPET」シリーズの新バージョンとなる「SPET-MM」の販売を開始したと発表。低抵抗な導体かつ部品がリフロー実装できるという。今後成長が期待されるウェアラブル業界やディスプレイ業界等に対しても新たに提案し、売上高の拡大を目指すとしている。


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配信元: フィスコ

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