8月のアノマリーを逆手に
トルコリラのボラティリティが高まったままとなっています。先週の当欄で示した20円をあっさりと割り込み、今週13日には一時15円台前半(年初からの下落率が40%超)まで下落する場面がありました。そこからやや値を戻しているものの、日足・週足の強烈な売りトレンドは続いており、昨日の戻りを受けて、今回の下落局面が終わったと考えるのは時期尚早。
そもそも、米・トルコ関係の緊張に変化はなく(牧師の解放はなされていない)、それどころか、緊張の度合いを増している(トルコは米国製品に報復関税)のですから。来週は犠牲祭でほぼ1週間トルコ市場は休場となります。流動性が低下する中、新たなネガティブ材料が出ないことを願うばかりです。
8月は株安・クロス円下落になりやすいというアノマリーについては既にお伝え済み。その中でもこのところチャートがしっかりしているカナダドル円について調べてみたところ、8月は下げやすいことが確認(3勝7敗 勝:陽線 敗:陰線)できます。そして、7月25日の当欄で示した通り年末に向け上昇する勝率は7割。
8月の始値は85.92円。仮に過去10年の平均値並みの下げとなれば、85.92円×98.4%≒84.54円。最大値の下げとなった場合であれば、80.85円となりますので、ざっくり81~84.50円で押し目を拾って、年末の上昇した際に利食うという戦略を検討してみてはいかがでしょうか。もちろん、「相場に絶対はありません」が。
そもそも、米・トルコ関係の緊張に変化はなく(牧師の解放はなされていない)、それどころか、緊張の度合いを増している(トルコは米国製品に報復関税)のですから。来週は犠牲祭でほぼ1週間トルコ市場は休場となります。流動性が低下する中、新たなネガティブ材料が出ないことを願うばかりです。
8月は株安・クロス円下落になりやすいというアノマリーについては既にお伝え済み。その中でもこのところチャートがしっかりしているカナダドル円について調べてみたところ、8月は下げやすいことが確認(3勝7敗 勝:陽線 敗:陰線)できます。そして、7月25日の当欄で示した通り年末に向け上昇する勝率は7割。
8月の始値は85.92円。仮に過去10年の平均値並みの下げとなれば、85.92円×98.4%≒84.54円。最大値の下げとなった場合であれば、80.85円となりますので、ざっくり81~84.50円で押し目を拾って、年末の上昇した際に利食うという戦略を検討してみてはいかがでしょうか。もちろん、「相場に絶対はありません」が。