東京株式(大引け)=113円高、中国関連株など買われ4日ぶり反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/07/24 15:57
東京株式(大引け)=113円高、中国関連株など買われ4日ぶり反発  24日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均は寄り後急速に伸び悩む場面があったが、前場後半を境に買い直され、2万2500円台で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比113円49銭高の2万2510円48銭と4日ぶり反発。東証1部の売買高概算は12億4650万株、売買代金概算は2兆392億9000万円。値上がり銘柄数は1443、対して値下がり銘柄数は564、変わらずは96銘柄だった。

 前日は日銀の金融緩和策の修正観測が報じられ、イレギュラーな下げに見舞われた東京市場だったが、きょうは広範囲に買い戻しが入り、全体を押し上げた。中小型株のテーマ買いの動きや、企業の決算発表本格化を前に好業績期待の銘柄を物色する動きがみられた。中国政府が23日の国務院常務会議で財政政策積極化の方針を示したことで、これを手掛かり材料に中国向け売上比率の高い機械株などに買いが誘導された。このほか鉄鋼や非鉄株などに資金が流入、買い戻しや押し目買いの動きが顕著となるなか、東証1部全体の7割近い銘柄が上昇した。ただ、決算発表本格化を控えて模様眺めムードも漂い、全体売買代金はかろうじて2兆円台を確保したものの約1カ月ぶりの低い水準だった。

 個別では、任天堂<7974.T>が高く、トヨタ自動車<7203.T>も堅調。コマツ<6301.T>ファナック<6954.T>なども買われた。キーエンス<6861.T>も高い。インターアクション<7725.T>北沢産業<9930.T>イーレックス<9517.T>などが急伸、モリテック スチール<5986.T>が大幅高に買われたほか、コーエーテクモホールディングス<3635.T>も物色人気となっている。ネオス<3627.T>サニックス<4651.T>も大きく上昇した。

 半面、ソニー<6758.T>が冴えず、エーザイ<4523.T>も売りに押された。昭和電工<4004.T>も冴えない。KOA<6999.T>が急落したほか、楽天<4755.T>、GMOインターネット<9449.T>なども安い。ネクソン<3659.T>ルネサスエレクトロニクス<6723.T>日立化成<4217.T>が値を下げ、キユーピー<2809.T>も下落した。LINE<3938.T>も下値を探る展開だった。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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