注目銘柄ダイジェスト(前場):KOA、コーエーテクモ、テックファムなど

配信元:フィスコ
投稿:2018/07/24 12:01


コーエーテクモ<3635>:2427円(+242円)
大幅続伸。前日に発表した第1四半期好決算が好感材料とされている。営業利益は22.9億円で前年同期比2.3倍、上半期計画29億円、同1.7%増益に対して79%の進捗となっている。ゲームソフト事業の一部タイトルの完全版の発売や、リピートによる販売本数の積み上がりが牽引役となったもよう。市場コンセンサスが切り上がる状況にはなっていないが、会社計画上振れ確度は一段と強まったとの見方に。


日立化成<4217>:2086円(-79円)
大幅続落。前日に発表した第1四半期決算がマイナス視されている。営業利益は98.5億円で前年同期比27.7%減、会社側の通期予想は590億円で前期比27.7%増益であり、低調なスタートと受け止められている。減益幅が大きいのはカルテルの和解金損失が計上されているためで、コア営業利益は117億円と市場予想をやや下回る程度の水準だ。ただ、注目される負極材の減益なども併せ、ネガティブに捉える動きが先行している。


KOA<6999>:2487円(-368円)
大幅反落で下落率トップ。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は11.8億円で前年同期比3.4%減益となった。同時に、未公表であった上半期の業績・配当予想を公表、営業利益は26.5億円で同0.3%増益、配当金は前年同期比3円増の18円としている。前期は8割強の増益であったため、収益成長の鈍化がマイナス視されている。なお、第1四半期実績は、国内の稼働低下や海外の生産トラブルの影響で、会社予想14億円を下回っている。


ファーストリテ<9983>:49640円(-260円)
続落。昨日は金融緩和策の副作用への配慮検討報道を受け、日銀のETF買い入れ策変更への警戒感が強まり、大きく値を下げる展開であったが、本日はジェフリーズ証券が投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げしていることが弱材料視されている。今期業績が好調な要因は繰り返すことがないであろう気候要因としており、その反動が想定される19年8月期は、営業減益に転じると予想しているもよう。


テックファム<3625>:1601円(+142円)
大幅に反発。18年6月期の営業利益を従来予想の3.60億円から5.60億円(前期実績1.65億円)に上方修正している。自動車アフターマーケット事業で部品商・ガラス商向けシステムの販売が拡大したことに加え、主力の整備システムの販売も順調に推移。ソフトウエア受託開発事業でもAI/IoTソリューション案件の受注が好調なため、売上高及びセグメント利益は過去最高になると見込んでいる。


SE H&I<9478>:236円(+7円)
大幅に5日続伸。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業利益を前年同期比111.3%増の0.76億円と発表している。出版事業で既刊書籍の店頭・オンライン販売、Webメディア、イベント及び電子書籍販売などが好調だった。通期予想は前期比7.0%減の3.80億円で据え置いた。進捗率は20%。また、60万株(1.50億円)を上限に自社株買いを実施する。発行済株式総数に対する割合は2.59%。取得予定日は7月24日-9月28日。


明豊エンター<8927>:633円(+18円)
大幅に5日続伸。東京都文京区大塚に賃貸アパートメントブランド「MIJAS(ミハス)」事業用地を取得したと発表している。物件購入資金は近畿産業信用組合から新規融資を受けた。敷地面積は644.12平方メートル(公簿)で、池袋駅の隣接駅である東京メトロ丸の内線新大塚駅から徒歩5分の住宅街。売主及び仕入価格は非公表だが、17年7月期末日の連結純資産額(30.43億円)の30%未満。


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配信元: フィスコ

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