ドル円、トランプ米大統領ドル高牽制発言で失速。

著者:遠藤寿保
投稿:2018/07/23 10:15

マーケットコンディション

先週末のドル円は、112.44円で始まると、東京時間、仲値で112.61円まで上昇となるが、その後は112円台前半で軟調推移。ロンドン時間は112.40円前後で小動き。NY時間、ブラード米セントルイス連銀総裁が「FRBは更なる利上げは遅らせるべきだ」と発言。また、トランプ米大統領のドル高牽制発言などもあり、ドル円は111円台に突入。ブラード氏が「トランプ米大統領のコメントはFOMCの金利決定に影響しない」と発言すると111.60円前後で下げ止まりを見せたが、その後、日銀が「政策の調整を検討」と報じられるほか、トランプ米大統領が「米利上げを懸念している」などと伝えられると111.38円まで下落し111.39円でクローズをむかえた。

ドル円、トランプ米大統領ドル高牽制発言で失速。

ドル円は、今朝方すでに111円台を割り込み110円台後半まで下落。テクニカル的に上昇基調となっていた動きが、トランプ発言で一気に水を差された。今月末の日米通商協議までは、上値が重くなりそうだ。

遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想