9日のドル・円相場は、東京市場では110円35銭から110円55銭まで上昇。欧米市場でドルは110円39銭から110円90銭まで上昇し、110円84銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は、主に110円台後半で推移か。米国株高や米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きとなる見込み。
9日の欧米市場では、英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相とジョンソン外相の辞任を受けてポンド売りが一時強まる場面があった。ジョンソン外相は2016年の国民投票で、離脱支持を積極的に呼び掛けていた。同氏は英政権がEU離脱後も緊密な通商関係を維持する方針を示していることに強い懸念を表明しており、辞任の主な理由になったとみられている。メイ首相は「EUは離脱交渉において、方針を変更する必要がある、さもないと合意できない可能性がある」との見方を伝えた。EU離脱支持派の保守党議員らは首相交代を主張していないことから、ポンド売りは一服したが、国内政局流動化への懸念は残されている。
英国のEU離脱期限は2019年3月に設定されている。報道によると、メイ首相はEU離脱担当相にドミニク・ラーブ議員を指名した。英国政府は、EU離脱後の貿易政策および関税制度の概要を週内に公表するとみられていたが、EU離脱担当相の交代によって、一部の市場関係者は貿易政策および関税制度の概要公表は遅れる可能性があると指摘し、ポンド売り材料になることを警戒している。
<CS>
本日10日のドル・円は、主に110円台後半で推移か。米国株高や米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きとなる見込み。
9日の欧米市場では、英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相とジョンソン外相の辞任を受けてポンド売りが一時強まる場面があった。ジョンソン外相は2016年の国民投票で、離脱支持を積極的に呼び掛けていた。同氏は英政権がEU離脱後も緊密な通商関係を維持する方針を示していることに強い懸念を表明しており、辞任の主な理由になったとみられている。メイ首相は「EUは離脱交渉において、方針を変更する必要がある、さもないと合意できない可能性がある」との見方を伝えた。EU離脱支持派の保守党議員らは首相交代を主張していないことから、ポンド売りは一服したが、国内政局流動化への懸念は残されている。
英国のEU離脱期限は2019年3月に設定されている。報道によると、メイ首相はEU離脱担当相にドミニク・ラーブ議員を指名した。英国政府は、EU離脱後の貿易政策および関税制度の概要を週内に公表するとみられていたが、EU離脱担当相の交代によって、一部の市場関係者は貿易政策および関税制度の概要公表は遅れる可能性があると指摘し、ポンド売り材料になることを警戒している。
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