【先週のドル/円の値動きと今週の経済指標】
先週の米ドル/円(TFX)は小幅反発。週初109.755で寄付いたドル円は、イタリヤとスペインの政局不安を背景にリスクオフで円が買われ、108円台前半まで下落。その後は108円台の後半で推移していましたが、6月1日に発表された雇用統計が市場予想に比べて強かったことなどから、109円台半ばまで値を戻し、109.595で引けました。
先週注目されていた雇用統計は、失業率が3.8%(市場予想:3.9%)、非農業部門雇用者数が前月比22.3万人増(市場予想:前月比19.0万人増)、平均時給が前月比+0.3%(市場予想:前月比+0.2%)でした。ISM製造業景気指数は58.7(市場予想:58.2)と景気判断の分かれ目である50を上回り、且つ、市場予想よりも強い結果でした。
なお、今週の主な経済指標は図のとおりです。
特に5日に発表される米5月ISM非製造業景気指数に注目しており、この結果が市場予想を大幅に上回るようであれば、市場では確実視されている6月のFOMCでの利上げだけでなく、それ以降の利上げペースの加速期待が高まり、ドルは買われやすくなります。
また、先月、臨時の決定会合で16.5%まで引き上げられたトルコ中銀の政策金利が、7日に発表されます。トルコリラ/円は先月末に22円台まで下落し、政策金利の引き上げにより一時24円台まで値を戻しましたが、米国の強い経済指標により米国への利上げ期待がたかまったことで、再び弱含みでの展開となっています。新興国通貨の中でも特にトルコリラについては、注意が必要です。
先週注目されていた雇用統計は、失業率が3.8%(市場予想:3.9%)、非農業部門雇用者数が前月比22.3万人増(市場予想:前月比19.0万人増)、平均時給が前月比+0.3%(市場予想:前月比+0.2%)でした。ISM製造業景気指数は58.7(市場予想:58.2)と景気判断の分かれ目である50を上回り、且つ、市場予想よりも強い結果でした。
なお、今週の主な経済指標は図のとおりです。
特に5日に発表される米5月ISM非製造業景気指数に注目しており、この結果が市場予想を大幅に上回るようであれば、市場では確実視されている6月のFOMCでの利上げだけでなく、それ以降の利上げペースの加速期待が高まり、ドルは買われやすくなります。
また、先月、臨時の決定会合で16.5%まで引き上げられたトルコ中銀の政策金利が、7日に発表されます。トルコリラ/円は先月末に22円台まで下落し、政策金利の引き上げにより一時24円台まで値を戻しましたが、米国の強い経済指標により米国への利上げ期待がたかまったことで、再び弱含みでの展開となっています。新興国通貨の中でも特にトルコリラについては、注意が必要です。