休み明けの米債市場に注目
昨日のドル/円は上値が重かった。米朝首脳会談への期待が広がり、オープンとともに109.70円台へ上昇したが、欧州勢が参入するとイタリアやスペインの政局不透明感から109.20円台に下落。その後は、ロンドンとNYの2大市場が休場とあって109.30-40円台で値動きが鈍った。なお、イタリアの10年債利回りは、再選挙への警戒感から約3年半ぶりの高水準に上昇している。再選挙が行われれば、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党がさらに勢力を拡大するとの見方は根強い。
こうした中、本日は休場明けの米債市場の動向が注目されよう。欧州の政治不安による質への逃避で米国債が買われれば、長期金利の低下によりドル/円の下押しに繋がりやすい。そのほか、本日は月末スポット応答日にあたる。仲値公示(09:55)やロンドンフィキシング(24:00)などの前後に実需絡みのフローでレートが変動する事も考えられるため注意が必要だろう。
こうした中、本日は休場明けの米債市場の動向が注目されよう。欧州の政治不安による質への逃避で米国債が買われれば、長期金利の低下によりドル/円の下押しに繋がりやすい。そのほか、本日は月末スポット応答日にあたる。仲値公示(09:55)やロンドンフィキシング(24:00)などの前後に実需絡みのフローでレートが変動する事も考えられるため注意が必要だろう。