マルマン、今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で27%の赤字

配信元:株探
投稿:2018/05/14 18:00
 マルマン <7834> [JQ] が5月14日大引け後(18:00)に業績修正を発表。18年9月期の連結最終損益を従来予想の4000万円の黒字→4億4400万円の赤字(前期は2億8400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を26.5%毀損する規模となった。
 同時に、10-3月期(上期)の連結最終損益も従来予想の1億円の赤字→3億8000万円の赤字(前年同期は6300万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高については、ゴルフ事業において主要競合メーカーによる主力商品の投入が相次いだ市場要因の影響を受けた事、当社主力商品であるマジェスティ・プレステジオの新モデル投入時期を当初の計画から変更した事などにより当初の計画を下回る見込みとなりました。 一方で来期以降の成長および利益体質の強化を目的に、ゴルフ事業のブランド戦略を抜本的に見直し、来期より旗艦ブランドである「マジェスティ」及び「シャトル」を除く大半の既存ブランドを廃止する事とし、対象となる在庫を当期末までに一括処分することから、売上原価が当初の計画を大幅に上回る見込みとなりました。 販売費及び一般管理費においては、組織力の強化及び業務の効率化を目的とした経営層を含む人員の入れ替えが想定を上回るペースで進捗できたため、早期退職支援及び新規採用に係る費用が当初見込み以上に発生したこと、並びに本社移転計画等業務環境の整備等の一過的要因による費用の発生により、当初の計画を上回る見込みとなりました。 以上の結果、営業損益及び経常損益、並びに親会社株主に帰属する四半期及び当期純損益が当初の見込みを大幅に下回る見通しとなりました。 当期においてブランド戦略の見直し、人員の刷新を含む組織体制の強化、基幹システムの入れ替え、工場主要設備の刷新等による業務の効率化を推し進めるとともに、たな卸資産の厳格管理を徹底することで業績の下振れリスク要因を一掃します。来期には主力ブランド3商品の投入を計画しており、旗艦商品であるマジェスティ・プレステジオを2018年10月、シャトル・ゴールドを2019年4月、マジェスティ・ロイヤルを2019年9月にそれぞれ発売する予定です。(注)上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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