ココカラF、前期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2018/04/27 15:00
 ココカラファイン <3098> が4月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の138億円→160億円(前の期は125億円)に15.9%上方修正し、増益率が10.3%増→27.9%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の63.3億円→85.3億円(前年同期は73.4億円)に34.7%増額し、一転して16.1%増益計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の70円→73円(前の期は70円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)売上高記録的な長雨や台風等の天候不順による客数の伸び悩みがありましたが、諸施策が順調に進捗したほか、利便性を高めた都市型生活対応の新店やM&Aを含めた新規調剤薬局店舗の業績が好調に推移していることによりカバーでき、ほぼ当初予想どおりの見込みです。(2)営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益新店等の先行投資により経費増となりましたが、既存店におけるきめ細かなマーチャンダイジングによる売上総利益率の改善や、生産性の高いオペレーション構築による効率化が想定を上回って推移していることにより、当初予想を上回る見込みです。

 当社は、事業活動を通じて得た利益を株主の皆様へ還元すると共に、将来の経営環境や事業計画に基づいた設備投資や、海外事業、M&A(企業の合併・買収)、トータルヘルスケア分野への成長投資に資金を投下し、キャッシュ・フローを増大させることにより、中長期的な企業価値と株主価値の向上を図ることを基本方針としております。その実現のため、総還元性向、DOE(自己資本配当率)を勘案し、業績に連動した利益還元を行いつつ、安定的な配当を目指しております。このような基本方針のもと、当期における既存店活性化策や新店における諸施策の順調な進捗による業績改善、財務状況等を総合的に勘案した結果、当期末の配当金は前回予想から3円増配の38円に修正することとし、それにより当期の年間配当金が前回予想から3円増配の73円になります。なお、本件につきましては、平成30年6月開催予定の第10期定時株主総会に付議する予定であります。
配信元: 株探

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