<動意株・23日>(前引け)=三井E&S、オハラ、トーエネック
三井E&Sホールディングス<7003.T>=急伸。23日付の日刊工業新聞で「ドイツのヴェリッシュミラーエンジニアリングと共同で燃料デブリの取り出し作業を想定した腕型ロボット(マニピュレーター)を開発した」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、最大100キログラムを持ち上げられる実証機を9月に玉野機械工場(岡山県玉野市)で公開し、19年3月に同200キログラムの商用機を発売するという。価格は1基数億円、国内で年10基以上の販売を目指すと伝えられている。国内では18基の原発の廃止措置が決まっていることから、商機拡大を見込んだ買いが入っている。
オハラ<5218.T>=3日ぶり急反騰。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きがリチウムイオン電池など車載用2次電池の需要逼迫につながっている。ポストリチウムイオン電池を担う次世代電池である全固体電池分野にも注目が集まっているが、酸化物系の無機固体電解質を使用したものは低温化での特性が著しく低下することが課題となっていた。同社は試作段階でこのハードルをクリアするなど技術的に先駆している。株価は1月18日に4330円の上場来高値をつけた後、直近4月17日には2208円までほぼ半値水準まで大きく調整を入れたが、株式需給面から目先は売り玉がこなれ、上値が軽くなっている。
トーエネック<1946.T>=急伸。同社は前週末20日の取引終了後、集計中の18年3月期の連結業績について、売上高が従来予想の2050億円から2071億円(前の期比4.7%増)へ、営業利益が62億円から90億円(同16.6%増)へ、純利益が40億円から57億8000万円(同11.8%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。一般企業向け工事などの好調で売上高が計画をやや上回ったことに加えて、工事利益率の改善に伴い、第4四半期売上総利益が増加したことなどが寄与した。また、業績上振れに伴い、従来35円を予定していた期末配当を30円増額して65円にするとあわせて発表した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
オハラ<5218.T>=3日ぶり急反騰。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きがリチウムイオン電池など車載用2次電池の需要逼迫につながっている。ポストリチウムイオン電池を担う次世代電池である全固体電池分野にも注目が集まっているが、酸化物系の無機固体電解質を使用したものは低温化での特性が著しく低下することが課題となっていた。同社は試作段階でこのハードルをクリアするなど技術的に先駆している。株価は1月18日に4330円の上場来高値をつけた後、直近4月17日には2208円までほぼ半値水準まで大きく調整を入れたが、株式需給面から目先は売り玉がこなれ、上値が軽くなっている。
トーエネック<1946.T>=急伸。同社は前週末20日の取引終了後、集計中の18年3月期の連結業績について、売上高が従来予想の2050億円から2071億円(前の期比4.7%増)へ、営業利益が62億円から90億円(同16.6%増)へ、純利益が40億円から57億8000万円(同11.8%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。一般企業向け工事などの好調で売上高が計画をやや上回ったことに加えて、工事利益率の改善に伴い、第4四半期売上総利益が増加したことなどが寄与した。また、業績上振れに伴い、従来35円を予定していた期末配当を30円増額して65円にするとあわせて発表した。
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