株式投資家のためのCFD入門 第2回
グローバルな取引システムを使って、
“世界の銘柄”を取引しよう!!
IGマーケッツ証券株式会社
代表取締役社長CEO
小池一弘
1986年、日本証券業協会入社。その後、Nasdaq Japan、Credit Swiss First Boston勤務を経て、トレーダーズ証券代表取締役社長、CMC マーケッツ代表取締役会長・社長を歴任。2011年11月より現職。
世界のニュースが、より身近に感じられる取引
──今は、国内の株価はボックス相場で、投資妙味にイマイチ欠けるというのが実態だと思うのですが、そういう時期だからこそ、CFDで世界に目を向けてみたいと思いました。
「良い点にお気づきですね。当社のCFD取引は、世界25カ所の取引所で取引されている6000種類以上の個別株式銘柄に加え、株価指数やコモディティ(商品)、債券、外国為替など多彩な資産クラスへのアクセスを提供していますから、選択肢が非常に多く、ポートフォリオ構築も容易です。
例えば、『最近のユーロ問題で欧州の株式市場は停滞しているから新興国を狙おう』とか、『干ばつで小麦の価格が上昇しているから買ってみよう』といった、世界の出来事を視野に入れた取引も、多様な市場にアクセスできるCFDを利用すれば投資初心者でも比較的簡単に行っていただけます」
──テレビや新聞で、世界のニュースに毎日接しているのに『取引できるのは国内株だけ』というのでは、確かにもったいないですよね!?
「世界の様々な市場や銘柄に目を向けるのは、分散投資によるリスク管理やポートフォリオ管理の点からも大切なことです。
現代の経済社会は、世界中がひとつにつながっています。日本の誰かがロスするとき、世界のどこかでは誰かがリターンを得ている。もちろん、その逆も。そういうことが当たり前に起きているのです。
IGマーケッツ証券のCFD取引を利用すれば少額から海外の様々な資産クラスに投資を行うことができます。世界情勢がぐっと身近に感じられるようにになりますよ」
38年の実績を持つIGグループが開発した先進システム
──世界が相手となると、気になるのはサポート体制ですが……?
「その点でも、当社のCFDはオススメです。まず第一にあげたいのは、IGグループの取引システム『PureDeal』の高い信頼性です。IGグループは1974年にイギリスでCFD取引を開始して以来、38年にも渡ってこの分野のトッププロバイダーの地位を維持しています。『PureDeal』はその経験と実績をベースに常に進化を続けており、世界14万人以上のお客様にご利用いただいていております。
また、ITだけでなく、お電話やメールによるお客様サポートも受けつけておりますので、システム操作に不慣れなお客様でも安心です」
──パソコンだけでなく、※スマートフォンやタブレット端末にも対応しているんですね?
「その通りです。『PureDeal』はモバイル対応していますので、インターネットがつながる環境にいれば、24時間、場所を問わずお取引していただけます。これもお伝えしておきたいメリットのひとつですね」
※携帯端末:iPhone/iPad/iPod Touch、Android
アプリ:iPhone/iPad、Android、Windows Phone7
“万一の備え”も万全 投資家の資産を守る信託保全
──投資家から預かった資金を、会社の資産と分別し、銀行で管理する制度もあるとうかがいました。
「お客様からお預かりした証拠金などは、お客様の大切な資産。当社の資産とは分けて管理するのが当然です。当社では、三井住友銀行と契約し、お客様の資産を同行に信託保全しています。万一、当社が経営破綻した場合でも、お客様の口座清算価値に応じた額が、外部の受益者代理人を通じて、お客様に直接返還される仕組みです」
──比較的低コストで、数倍から数十倍の取引ができるCFD。その上、万一の際の備えもあるなんて、まさに至れり尽くせり!
「信託保全の制度は、当社に何かあった場合の備えです。お客様ご自身が行ったCFD取引の元本を保証するものではありません。その点は、誤解のないようにお願いします」
──用意された取引システムや制度を上手に使って、投資家自身がリスクを管理することが大事なんですね?
次号はCFD取引の留意点をご説明いただきます。(構成:編集部)
【IGマーケッツ証券株式会社】
英語表記:IG Markets Securities Limited
本社:
〒105-7110 東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター10階
TEL:03-6704-8500(代表) 0120-25-7734(お問合せ) FAX:03-6704-8503
Email:info@igmarkets.co.jp URL:http://www.igmarkets.co.jp/
萌絵のCFD基礎講座
自分で“リスクを管理する”って、どういうこと?
●リスクを知って、賢くつき合う
レバレッジを使って、手持ち資金の何倍にも及ぶ取引ができるCFD(Contract for Differences:差金決済取引)は、小さな元手でスタート可能な、個人投資家にとってはうれしい仕組みの取引といえます。たとえば「5倍」のレバレッジを効かせるなら、「20%」の手持ち資金(証拠金)があれば取引OK。とはいえ、それは逆に考えると「株価が2割下がったら、投じた証拠金がゼロになる」というリスクもあるということです。
投資家自身がリスクの存在をよく認識して、リスクとリターンを賢く管理していくことが何より大切です。
●「強制ロスカット」も投資家のため!?
差し入れた証拠金がなくなってしまったら、それ以上、取引を続けることはできません。「失敗したな」と感じたら、どこかの時点で「ロスカット」する勇気も大事。
IGマーケッツ証券のCFDには、「マージンコール」と「強制ロスカット」という仕組みもあります。「マージンコール」とは口座の証拠金残高が一定の割合を下回った際、含み損が出てしまったポジションを維持するために、担保として口座への追加入金を請求する仕組みです。また「強制ロスカット」とは口座の証拠金残高が一定の割合を下回った際、強制的に反対売買(買いポジションなら売り、売りポジションなら買い)が行われる仕組みです。「強制」というとネガティブなイメージで受け取る投資家も少なくなさそうですが、これも投資家自身を保護するためのリスクヘッジ策のひとつ。もちろん、こんな仕組みには、お世話にならずに済ませるのがイチバンですけど……。
【深田萌絵】
経済評論家、投資家。一旦OLになった後、早大政経学部に入学。在学中に「株アイドル」としてマスコミデビュー。以後、外資系金融機関に勤務などを経て、個人投資家となる。著書に、『OL、手取り12.5万円 20才からの株式投資』(明日香出版社)、出演番組に『全力!銭ナール』(MBS関西ローカル)。
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