(4362)日本精化
四季報によると、工業用は化粧品原料が続伸。医薬品原料もリン脂質の米国向け輸出回復。手指消毒剤等の家庭用はO157対策需要も見込める。好採算品シフトで原料高や償却増こなし営業益向上。有証売却特益は減。 医薬品原料で設備増強。化粧品原料はビタミンC誘導体や植物由来の高機能油剤、羊毛由来のラノリン等に力点。樹脂用コーティング剤は中国や台湾で拡販。
7月27日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+5.5%の25億円、経常利益+3.5%の26.5億円の増収・増益。4月28日時点の予想と変わらず。
2012年6月1日の479円を1番底、11月15日の509円を2番底にして、アベノミクス相場がスタートし、現在、上昇トレンド(A)にあります。この中で2015年5月11日の1020円まで上昇後、下降トレンド(B)へ移行しました。この下降トレンド(B)の中で2016年2月24日の680円、6月24日の680円とダブル底をつけてもみあったあと上放れとなり、今年の3月28日の1020円まで上昇し、4月20日の898円まで押し目を入れて再上昇となり、7月11日に1100円と年初来高値更新となりました。目先はここをピークにして9月6日の913円まで下げて10月26日の980円で買転換となっています。
(2871)ニチレイ
四季報によると、新たな利益柱の加工食品は家庭用・業務用ともに順調、期待のチキン加工品も上乗せ。低温物流も大都市中心に集荷拡大。運送費増や円安による原材料費上昇で営業減益を見込む会社計画は保守的。 業務用冷食は原料の牛や豚にこだわった最高級ハンバーグを投入、一見飽和した市場の拡大に再挑戦。GPIF選定の『ESG投資指数』の構成銘柄に採用。
8月1日決算発表。2018年3月期本決算は、2017年3月期比で営業利益は4期ぶりに-2.8%の285億円、経常利益も4期ぶりに-3.1%の282億円と小幅の減収・減益の見通し。5月9日時点の予想と変わらず。
現在は、2014年10月17日の830円(併合前415円)を安値する上昇トレンド(A)となっています。この中で2016年2月3日の2062円(併合前1031円)まで上昇後、6月24日の1692円(併合前846円)まで下げ、ここから角度のやや大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で今年の6月16日に3430円の高値をつけ、ここからの調整でもみあって9月5日の2805円、9月28日の2772円と2点底をつけ、10月16日に2956円で買転換となっています。決算発表関連ですので決算発表が予想を上回れば6月16日の3430円を試す動きとなり、変化なければもみあいながら戻りを試すことになりそうです。
(7885)タカノ
四季報によると、液晶パネル検査計測装置は受注堅調。上期は採算低い大型用の出荷多く営業益もたつくが、後半にかけ自動車用電池、電子デバイス向け検査装置が伸びて補う。いす等住生活関連の着実増に加え、ばね等産業機器も拡大。通期は大幅営業増益。検査計測装置は次世代光学センサー、部材削減目指す新検査手法開発に力点。産業機器は精密金属加工技術開発も。
8月4日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+27.9%の14億円、経常利益+25.8%の15億円の4期連続の増収・増益の見通し。5月9日時点の予想と変わらず。
その他製品:住生活関連機器、検査計測機器など。
2012年11月14日の378円を安値にアベノミクス相場にサポートされ上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年6月26日に940円の高値をつけて調整入り。その後2016年2月24日の559円の安値をつけて、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行し、この中で6月24日の577円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)入りとなりました。この上昇トレンド(C)の中で今年の10月4日に1364円と年初来高値を更新したあと、一服となって10月25日に1214円で短期の売転換(押し目形成)となっています。
(2899)永谷園ホールディングス
四季報によると、海外食料品は英社買収で売上高170億円上乗せ、利益影響は軽微。国内食料品は出足鈍いが、下期にかけ膨らむ。減塩タイプの即席みそ汁が牽引するほか、お茶漬け、調理食品も堅調。中食のシュークリームも底堅い。原料高こなし最高純益。海外はフルーツのフリーズドライをグラノーラ向けに加え、外食向けなど新規開拓。国内は健康関連の新製品拡充。
8月8日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+56.6%の48.5億円、経常利益+55.0%の46億円の増収・増益の見通し。5月12日時点の予想と変わらず。
現在、2012年6月4日の711円からの中長期上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2016年8月22日の1115円を安値に角度の大きい短期上昇トレンド(B)へ移行し、今年の5月16日に1572円の高値をつけました。ここを当面のピークに上昇トレンド(B)を切って9月8日の1259円まで下げてもみあい、10月3日に1341円で買転換となっています。基本的には近々決算発表となりますので結果をみてからの投資となります。
(3241)ウィル
四季報によると、仲介は高値感から集客やや鈍い。ただ、今期から開始した中古マンションとリフォームの組み合わせ提案は値ごろ感が認知され開発分譲とリフォーム部門が拡大。営業増益。増配。18年12月期も組み合わせ提案強化方針、中古物件の取得を推進。集客拡大と認知度向上狙いHPのコンテンツ拡充を推進。18年初めにも名古屋に進出、リフォーム要員配置も検討。
8月8日発表時点。2017年12月期本決算予想は、2016年12月期比で営業利益+12.9%の7.6億円、経常利益11.9%の7.35億円の増収・増益の見通し。2月13日時点、5月11日時点の予想と変わらず。
兵庫県宝塚市を本拠とする関西地盤の不動産会社で一戸建てやマンションのリフォームで強み。
2014年5月20日の186円を安値にゆるやかな上昇トレンド(A)を形成。この中で2016年2月12日の235円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で5月24日の429円まで上昇して、いったん調整入りとなり8月8日の305円まで下げて底打ちとなり、ここから12月27日の383円まで反発しました。ここで押し目を形成し今年の1月31日の330円の安値をつけてもみあい、4月26日に353円で買転換となってもみあい、その後、高値圏での下降ライン(C)を上にぬけて10月3日に398円まで上昇しています。押し目買い有利の形です。
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