(4528)小野薬品工業
四季報によると、関節リウマチ薬など新薬貢献だが、がん免疫薬の薬価半減影響が通期化。開発費負担増、訴訟和解金消滅。ただ、がん薬ロイヤルティ想定超、後半に胃がん追加濃厚。営業減益幅縮小。創業記念増配。転移性大腸がん向け8月米国承認。国内は多発性骨髄腫が臨床2相、敗血症1・2相入り。9月末まで500億円上限に自己株買い、全株消却方針。
8月2日発表時点、2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益-49.5%の365億円、経常利益-47.7%の390億円と大幅な減収・減益の見通し。5月11日時点の見通しと変わらず。
チャートをみると、2016年3月期決算、2017年3月期決算の好決算を期待して買われ、2016年4月12日に5880円の高値をつけました。ここで好業績見通しを先取りしたことで下降トレンド(A)へ転換し、この年の9月16日の2541円まで下げ、いったん10月7日の3251円まで自律反発するものの、業績見通しは回復しないことからゆるやかな下降トレンド(B)へ移行していました。この下降トレンド(B)の中で今年の4月17日の2195円、9月6日の2185円とダブル底のような形となって9月29日にノーベル賞関連で物色されて、下降トレンド(B)を上放れしています。
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(6300)アピックヤマダ
四季報によると、柱の組み立て装置は過年度決算訂正で売上29億円上乗せ。足元もスマホ用軸に引き合い堅調。苦戦の電子部品は需要鈍いが前期の固定費追加削減効き部門赤字縮小。営業益上伸。会計問題調査費で特損。内部告発機に11年度以降の売上前倒し計上を第三者委が認定。社長は報酬全額6カ月返上。計上基準は見直し運用厳格化図る。第1四半期決算発表は遅延。
9月8日発表時点、2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+129.2%の9.1億円、経常利益は+132.3%の9.2億円の大幅増収・増益の見通し。機械:電子部品組立装置、電子部品。
○スマフォの高度化、自動車の電子化、IoTやAIなど半導体需要の拡大を受けて同社業績も急拡大。
2015年6月18日の351円を高値、8月25日の144円を安値とする三角保ち合い(A)を形成し、その煮詰まったところの2016年6月24日の178円を安値に上放れとなり、10月12日の377円まで上昇。ここから11月9日の271円まで押し目を入れたあと再上昇となって、上昇トレンド(C)を形成しています。この中で今年の3月31日の654円まで上昇し、6月30日の456円まで下落し、そこから8月18日の662円と年初来高値を更新したあと、9月13日の561円まで押し目を入れ、9月26日に600円で買転換となっています。
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(8544)京葉銀行
四季報によると、地元中小企業は設備資金需要も出始める。貸出金6%の伸びで、新規貸出は利回り下げ止まり。資金利益の減少幅縮む。投信販売手数料堅調。与信費用は低水準続く。有証売却益は前期並み。経常益横ばい。印鑑レス、ペーパーレスの実験を中山支店に続き幕張支店でも。営業はタブレット活用。個人向けにインターネット支店で預金や消費者ローンの扱いを強化。
7月28日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で経常利益は+1.9%の180億円の増収・増益の見通し。5月10日時点の見通し変わらず。
2015年3月17日の754円、4月22日の759円とダブル天井に近い形となって、下降トレンド(A)に転換しました、この下降トレンド(A)の中で2016年4月8日の358円、7月8日の364円と2点底をつけて下降トレンド(A)をぬけ、上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で2016年7月8日の364円、8月25日の386円、11月9日の412円と3段の順上げとなって、今年の1月5日の552円まで上昇後、460~550円のボックス相場(C)となっています。このボックス相場の中で9月11日の460円の安値からの反発で9月22日に514円で買転換となっており、まずは550円を試す動きといえます。
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(4726)ソフトバンク・テクノロジー
四季報によると、地方自治体向け新規開発・運用案件で検収時の手直し多く出足つまずく。だが、農業向けの豊富な受注残背景に後半挽回。出足好調な機器販売は薄利、後半にかけ意識的に減らす。積極採用一服し採用費が減、出張費も減る。営業益上向く。関連2社が10月合併。組み込み技術と電子認証技術を一体提案。米ラムバス社とも提携しIoT顧客拡大加速。通信:デジタルマーケティング、プラットホームソリューション。
7月28日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+11.6%の25億円、経常利益は+9.4%の25億円の増収・増益の見通し。4月26日時点の予想と変わらず。4期連続の増益見通し。
2016年1月20日の555円の安値からの上昇で、6月7日の1165円、7月29日の1100円と2山つくって8月31日の1000円まで押し目を入れ、ここから急上昇となって10月17日の1950円まで上昇しました。その後は1000円を安値とする上向きの先細三角形(A)の上昇となって、この中で今年の6月9日に2285円で当面のピークをつけ、先細三角形(A)をいったん下に切って8月3日に1704円の押し目をつけました。ここを安値にもみあって小さな三角保ち合いをつくり、9月20日の1887円で買転換となっています。上向きの先細三角形をいったん切っていますので、当面は高値圏でのボックス相場(1700~2100円)となる可能性があります。
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(5482)愛知製鋼
四季報によると、販売数量はトヨタ軸に堅調。原材料の鉄スクラップ価格が下落し、上期の営業益上振れ。ただ下期は原材料価格に連動し販売価格も下落。電力・燃料高もあり相殺。爆発事故の補償費用消え、営業増益。 新規にインバータ用放熱部品の生産棟を30億円投じ岐阜工場内に建設。18年10月稼働、月産180万個。次世代鍛造品開発用ラインを実験工場(東海市)に建設。
7月28日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+38.5%の100億円、経常利益38.4%の95億円の増収・増益の見通し。4月28日時点の予想と変わらず。
2016年4月7日の3870円(併合前387円)を安値に短期の上昇トレンドを形成し、この中で12月9日の5480円の高値をつけて下降トレンド(B)へ転換し、上昇トレンド(A)を下に切り、行って来いの形(2016年の4月7日の3870円までの全値押し)となり、今年の4月13日の4000円で底打ちとなしました。その後、6月15日の4125円を2番底にして7月28日の4800円まで上昇し、ここから反落して8月24日の4170円の安値をつけ、9月19日に4430円で買転換となっています。チャートの形としては4月13日の4000円、6月15日の4125円、8月24日の4170円と安値での3段の順上げとなっており、4800円を突破すると一段高の形です。とりあえず4800円を目指す形といえます。
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