古河機械金属[東1](5715)、鉱山機械関連の切り口から見直されるか

投稿:2017/09/07 12:18

 古河機械金属[東1](5715)は、6日に2円安の184円と売られ6月19日につけた年初来の安値185円を更新しましたが、この日は、コマツ(東1:6301)が大和証券による目標株価引き上げを手がかりに3000円台を回復しており、鉱山機械関連の切り口から古河機金が見直されるか注目されそうです。

 同社は、1875(明治8)年の創業以来、銅山開発を起点に、産業機械、ロックドリル、ユニック、金属、電子材料、化成品、不動産などの事業を展開しています。

 JR東海(東1:9022)の柘植康英社長が前日5日の定例記者会見で、2027年開業を見込むリニア中央新幹線が走る第一中京圏トンネルの一部が工区(西尾工区)について、工事契約を同日結んだと発表してます。

 山岳トンネル掘削に多くの実績を持つトンネルドリルジャンボ、岩盤掘削やコンクリート破砕に使用する油圧ブレーカ、土木工事や露天掘りにおいて岩盤に孔をあけるクローラドリルなどロックドリル事業を展開する古河機金が見直されるか注目されます。

 足元の業績ですが、今3月期第1四半期営業利益は17億0700万円(前年同期比1.0%増)ですが、QUICKコンセンサスでは通期業績予想の上ブレを観測しています。

 目先二番底形成からリバウンド局面入りとなるか注目されそうです。

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配信元: みんかぶ株式コラム