このところ、全体相場に頭打ち感がある中、ビジネスモデルの競争力が高く、二ケタ増益を中期的に続けていて、今後も中長期にわたって同等の成長が見込めそうな銘柄が集中的に物色され、バリュエーションの切り上がる例が目立ち始めています。
当コラムの銘柄で言えば、ニトリ(9843)やアリアケジャパン(2815)になります。
これらは繰り返し当コラムで推奨していますが、こちらが一番直近のコラムです。
ニトリ:https://money.minkabu.jp/59472
アリアケジャパン:https://money.minkabu.jp/58953
当時もバリュエーションが切り上がりすぎたため途中で降りてしまったのですが、寿スピリッツ(2222)も改めて評価されています。
https://money.minkabu.jp/54358
このほかではセリア(2782)なども高バリュエーションながら、高値を更新している銘柄です。
昨今、日経平均がなかなか2万円を超えないという議論がしばしば聞かれます。しかし、2012年末には1万円を切っていたわけですので、そこから4年半で2倍になっているのですから、この25年の市場の状況から言えば、むしろ十分上がっているのではないかという言い方もできます。
つまり、全体的にバリュエーションが切り上がったわけですので、さらにバリュエーションが切り上がるためには利益成長が不可欠です。そこで、特に成長の確率が高い企業が脚光を浴びているということでしょう。
過去にも同様な動きがあって、2000年前後のITバブルと言われた時期にも成長株だけに高いプレミアムが付きました。IT関連はとんでもないバリュエーションになったのですが、内需成長株にもとてつもないPERがつきました。当時はアリアケジャパンのPERは70倍を超えていました。同様にセブン・イレブン(現セブン&アイ)、菱食(現三菱食品)、伊藤園、ヤマト運輸なども他の銘柄とは比較にならないPERまで買われました。
現状の環境は当時と違う面もありますが、いくつかの点では似通った点もあり、ここから先、成長株だけがさらに買われる現象が起こる可能性が高まっています。そんな中から、今回はサイバーエージェント(7451)に注目してみたいと思います。
同社は広告市場で最も成長性が高いインターネット広告でトップシェアにありながら、着実にシェアを高め、存在感を高めています。業績も高水準ですが、常に新たな市場の獲得に向けて巨額の先行投資を行いながら、高収益を上げ続けています。現在もインターネット無料テレビという誰も手掛けなかった市場にチャレンジし、成功を掴もうとしています。
なお、詳細なレポートはこちらからダウンロードできます。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/990
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