ソラストが高値保ち合い、市場の関心集める「働き方改革」銘柄
ソラスト[東1](6197)は、前週3日に1363円(+35円)と反発、高値1370円(+42円)と買われ1月24日につけた上場来の高値1374円に迫っています。
同社は1992年、ジャスダック市場に新規株式公開し、その後東証2部に昇格しましたが、2012年に自社買収(MBO)によって非上場会社に。そして、昨年6月29日に東証1部に上場。医療関連受託、介護・保育事業を展開。M&Aで、成長のスピードと効率性を両立するM&A手法を積極的に活用して事業の拡大を推し進めていますが、市場の関心を集めつつあります。
上場来の高値と買われた材料は、1月4日付でいちよし証券がレーティングを新規に「A」、フェアバリューを1800円としたことで、同証券が、業務効率化と職員の処遇改善を同時に進め、医療関連受託事業の効率化の実現、介護・保育事業のM&Aを主戦略とした拡大策の軌道化が図れていると評価したものですが、同31日に業界紙が「生産性向上に注力し収益拡大を図る(石川泰彦社長に聞く)」と報じたことから、同社株を見直す動きが強まり、高値圏での保ち合いに煮詰まり感が出てきました。
今週7日に今3月期第3四半期(4-12月期)決算の発表を控えていますが、ここへきて4日付の日本経済新聞朝刊が「同社の2016年4~12月期の連結業績は、純利益が前年同期比13%増の17億円前後となったようだ。主力の医療事務受託事業が好調だった。職員の残業時間を減らすなどコスト削減も進めた。」と報じました。
同社は、「人+ICT」の新しいサービスモデルによって、「仕事の仕方の改革」と「働き方の改革」を推進し、質の高いサービスを提供していますから、外部環境の影響を受けにくい「働き方改革」銘柄として注目度が高まっています。
チャート的には、日足では25日移動平均線(1299円)、週足では13週移動平均線(1234円)がサポートしていますから、チャート妙味は増しています。
需給面では、上場してからこの半年間1300円の公開価格を割り込んでいましたが、需給が改善していますし、大東建託が1,060株(36.4%)保有する筆頭株主で特定株比率は69.6%と高く、騰勢を強める可能性は大きいと思われます。
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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