ノルウェー政府年金基金保有する中小型株が堅調、ベクトル・ツクイ・オプテックス
前週14日にベクトル[東1](6058)、17日にツクイ[東1](2398)、18日にオプテックス[東1](6914)が、昨年来の高値と買われています。
12日付の日本経済新聞朝刊が「世界最大級の政府系ファンドのノルウェー政府年金基金が、日本株投資を拡大している。2015年末の日本株保有額は約5兆9500億円と、14年末から約1兆1000億円(24%)増えた。日経平均株価の上昇率(9%)を上回って増え、5000億円以上を買い増したとみられる。世界経済の減速懸念で金融市場が不安定になる中でも、日本株への関心は薄れていなかったようだ。」報じたことで、CBNYガバメント・オブ・ノルウェーの名前が株主に入っている銘柄に思惑買いが入ったようです。
ノルウェー政府年金基金の原資は原油収入で、足元で原油価格が持ち直しており、運用している株式を売却するとの懸念が後退していますから、中でも同基金が保有する中小型株の成長株は外部環境の影響を受けにくいことから、上値を試す展開となっています。
ベクトル[東1](6058)は、レオス・キャピタルワークスが747,500株(5.03%)保有しているほか、PR TIMESが31日にマザーズに上場することが買い手掛かりとなっていましたが、ノルウェー政府年金基金が株主に入っていることが刺激となりました。
ツクイ[東1](2398)は、今16年3月期は増収減益を見込みますが、四季報では、来17年3月期は連結を開始した有料老人ホームの初期費用がなくなり増益に転じると観測しています。
オプテックス[東1](6914)は、柱のセンシング事業における防犯関連の欧州地域向けや、FA事業の国内向けなどの販売が伸長し、今2016年12月期は9期ぶりに最高益を更新、5円増配を予定しています。セキュリティー関連のテーマに乗っていることも見直されています。
このほかにもノルウェー政府年金基金が保有する銘柄は多々あると思われますが、19日付の日本経済新聞朝刊は「厚生労働省は保育や介護の受け皿不足を同時に解決するため、両方のサービスを1つの施設で提供する『多機能型』の福祉施設の普及を促す。人材や設備を効率よく使えるように、1人の医師が高齢者と児童の両方を診察できるルールなどを明示した指針を月内に発表する。施設に入れない『待機児童』『待機老人』の解消を目指す。」と報じていますから、ツクイ[東1](2398)に関しては収益機会が拡がるとの期待は高まると思われます。
ツクイ[東1](2398)は、テーマに乗っていますし、13年5月高値1638円奪回から上値を伸ばすことも期待されそうです。
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