アライドアーキ[東マ](6081)は黒字転換を見込む、ドーリムインキュの保有株増加
前週26日にアライドアーキ[東マ](6081)は、一時679円(+83円)と急騰し、12日につけた上場来の安値390円からほぼ2倍と上昇。リバウンド幅を拡げています。
同社は、2015年から「戦略的SNSマーケティング」を新たな事業テーマに掲げ、「SNSプロモーション事業」「SNSデータマネジメント事業」「アドテクノロジー事業」の3つの事業を主軸に展開していますが、12日大引け後に発表した12月本決算の内容を評価した動きとなっています。
前2015年12月期は海外子会社やSNS広告関連サービスが順調に成長し、売上高は過去最高となりましたが、Facebookのポリシー変更への機能面、営業面での対策から受注回復に繋がるまで時間を要したことや、新規サービスへの投資が響いたため、最終赤字転落となりました。
今16年12月期は売上高35億4000万円(前期比37.0%増)、営業損益2億2300万円の黒字(同3億4500万円の赤字)、経常損益2億2100万円の黒字(同3億6500万円の赤字)、最終損益2億3200万円の黒字(同4億1800万円の赤字)を予想していますが、前15年12月期10-12月期では営業損益は500万円の営業黒字(7-9月期は9200万円の赤字)に浮上していますので、黒字転換するとの期待感が高まっています。
また、ここへきて財務省2月26日受付の大量保有報告書で株式会社ドリームインキュベータの保有株は228,900株(5.33%)から275,000株(6.36%)に増加したことがわかりました。
増加した株数は46,100株と少ないですが、増加率としては1.03%上昇していますので、心理的にも好材料と受け止められる可能性はあります。
14年1月9日につけた上場来の高値から94%の調整を挟んで上昇。9か月移動平均線(611円)を突破してきましたので、1-3月期業績が順調に推移すれば、本格的なリバウンド相場入りも期待されるでしょう。
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