企業分析においてのお役立ち媒体「四季報」
数多くの日本人個人投資家がその情報媒体に触れ、運用に役立てている事と思います。
今週金曜日に最新号が発売されますが、「四季報を参考に株式運用をする人」を見込んで、投資をしてみませんか?
果たしてどのような銘柄が「四季報」を通して、個人投資家の心を掴むのでしょうか?
参考銘柄をご紹介します。
銘柄名:日成ビルド工業(1916)
市場:東証1部
http://kabutan.jp/stock/?code=1916
【推奨ポイント】
プレハブ建築、立体駐車場の大手総合メーカー。事業用施設プレハブ中心に共同住宅も扱う。中国・上海、ベトナム企業などの買収で海外事業積極展開で、売上・利益共に上昇中。更に、株主還元厚遇を進めており、増配で来期3月決算は14円配当予定(決算短信より)
また、四季報予想では、企業利益拡大に比例した増配取組みにより、再来期16円配当を予想(2015/05/26更新)。6月10日終値384円の時点で、再来期配当利回りは4.18%となっており、4%以上の超高配当とそれだけでも魅力的な銘柄となっている。
投資家にとって、今後企業収益拡大と投資家厚遇の増配恩恵が得られる見通しで、今現在PER10倍前後とまだまだ割安な株価の上昇も狙える美味しい状態と言える。
四季報発売後(6月12日を予定)に、多くの投資家が新しい情報を元にスクリーニングを行うと思われるが、高配当企業の中でも「配当4%超え」の同銘柄は非常に魅力的な投資対象になり易く、長期投資やNISAの対象となり得るので、6月12日の会社四季報発売前までに仕込んでおきたい株である。
下落すればするほど、配当利回りが高くなり、下値リスクが少ない銘柄なので、現在の株価水準では、強い推奨ができる銘柄となっている。
<ファンダメンタル分析>
(6/10終値384円時点)
時価総額: 277億円
予想PER: 10.46 [来期PER予想 9.72]
実績PBR: 1.49
予想配当利回: 3.66% [4.18%]
備考:
決算短信では、来期配当14円で420円まで上がっても「配当3%」。再来期配当16円なら株価400円でも「4%配当」。株価480円まで上がっても「配当3%」。
株価が安くなればなるほど配当は厚遇され、株価が上がっても配当をしっかりもらえるといった「長期資産銘柄」として持っておいても良さそうな株価状態となっている。
<チャート分析>
月足で見ると10年来の高値圏で推移しており、過去に出来高が少なく戻り売りが少ない「真空地帯」に入っている。長期チャートを見ても、上値目途は1999年10月に付けた高値445円程度と考えられ、1996年の上場初値の1430円までが真空地帯となっており、株価が上がり易い状態となっている。
<ターゲットプライス>
第一目標:来期14円配当、利回り3%の420円
第二目標:再来期16円配当、利回り3%目安の480円
第三目標:長期保有で考えると、配当貰いながら業績評価で株価が上がりやすくなるので、再来期PER15倍の600円が目標
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