相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2015/01/30 17:14

(9104)商船三井

 四季報2015年新春号によると、コンテナ船は南米航路苦戦、バラ積み船は市況低迷誤算。自動車船も三国間取引遅れ停滞。タンカー黒字化や燃料油安寄与でも前号比で営業減益幅拡大。為替益は膨らむ。16年3月期はバラ積み市況低迷だがコンテナを大型船投入でテコ入れ。
2012年10月11日の174円を安値に、11月20日の204円で買転換となり、アベノミクス相場にサポートされて急騰、2013年4月2日の287円を押し目に上昇トレンド(A)を形成しました。この中で5月23日の482円、9月19日の476円、12月27日の481円と3山を形成して3尊天井となり、上昇トレンド(A)を切って下降トレンド(B)へ移行しました。この下降トレンド(B)の中で、2014年10月16日の308円で底打ちとなって反発に転じ、原油価格の安値を受けて燃料コスト削減予想から下降トレンド(B)を上に抜けて今年の1月20日に383円で買転換となっています。

9104商船三井

(4100)戸田工業

 四季報2015年新春号によると、リチウムイオン電池正極材が尻上がりに拡大。モバイル端末向けアンテナフェライトシート堅調。3期ぶりに営業黒字化。為替差益を持分損等が減殺。16年3月期も正極材向け伸びる。営業増益。復配か。
2012年11月13日の214円を安値にアベノミクス相場にサポートされて12月5日の434円まで上昇するものの、下方修正を受けて下降トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年6月27日の240円、2014年5月21日の232円と2点底をつけて上昇トレンド(B)へ移行しています。この上昇トレンド(B)の中で、9月9日の474円、11月11日の476円とダブル天井の形となるものの、押し目浅くしてこのダブル天井を突破し、12月9日の556円まで上昇して高値更新となりました。ここを目先のピークに調整となって今年の1月15日に411円まで下げたあと反発となって、1月23日に488円で買転換となっています。チャートの形としては、上値を目指す形となっています。

4100戸田工業

(8703)カブドットコム証券

 四季報2015年新春号によると、信用取引が順調拡大、金融収支健闘。株委託収入も復調色強める。営業益増額だが、上期落ち込みは挽回しきれない。株売却特益11億円。純益増。増配も。16年3月期は金融収支が下支えし利益回復。
2012年6月4日の202円を底値にもみあい、11月16日の237円で買転換となってアベノミクス相場を受けて急騰し、2013年4月24日には811円となりました。ここをピークに下降トレンド(A)入りとなり、この中で2014年5月21日の404円で底打ちとなって上昇トレンド(B)へ移行しています。この中で、昨年12月8日に637円と戻り高値を更新し、12月16日に565円まで押し目を入れて小さな三角保ち合い(C)となっていましたが、先週末の23日(金)に2015年3月期の増配を発表(従来の18円→23円)し、これを好感して三角保ち合い(C)を上放れし、1月26日に640円で買転換となりました。但し、中身は普通配当15円に1部上場10周年の8円の記念配で配当期待の上昇ですので、一時的な上昇となる可能性もあります。

8703カブドットコム証券

(1928)積水ハウス

 四季報2015年新春号によると消費増税の反動減長引き、受注残高8681億円(前期比7%弱増)計画はやや未達。が、子会社のREIT上場が上乗せ。工場効率化なども進み、前号より営業増益幅拡大。16年1月期も賃貸、リフォームなど伸長。戸建て復調。連続増配か。
 2012年6月4日の638円を安値に反発し、750~800円でもみあったところで11月13日の759円を安値にアベノミクス相場がスタート、12月6日に798円で買転換となって急騰し、2013年4月8日には1532円の高値をつけました。ここを当面のピークに8月21日の1149円まで押し目を入れ、再上昇となって2014年1月23日に1578円と高値を更新しましたが、1149円を安値とし1578円を高値とする三角保ち合い(A)へ移行しました。この三角保ち合いが煮詰まったところで、10月17日の1225円を安値に、10月30日に1309円で買転換となって上放れし、12月4日に1647円の年初来高値更新となりました。チャートの形としては押し目買い有利となっています。基本的には、10月17日の1225円から12月4日の1647円までの上昇幅の1/2押し水準以下を待つところです。

1928積水ハウス

(4112)保土谷化学工業

 四季報2015年新春号によると、ようやく過酸化水素の値上げ浸透へ。下期は除草剤が需要期入り、危険物物流も稼ぐが、サムスンのスマホ低迷が有機ELを痛撃。会社数字遠い。配当維持。16年3月期は色素材料が着実、トナー上向く。
2012年2月23日の306円を高値とし、10月9日の134円を安値とする大きな三角保ち合い(A)となって煮詰まりつつあります。この煮詰まりつつある中で、2014年2月4日の168円を安値とし、4月3日の214円を高値とする下値を切り上げる直角三角形の保ち合い(B)を形成しています。下値を切り上げる三角保ち合いは、上放れる確率が高い保ち合いの形だといわれています。1月21日に突然615万株の大商いとなって222円まで上昇しましたので、いずれ上放れることになりそうです。

4112保土谷化学工業

配信元: みんかぶ株式コラム