日特エンジニアリング(6145)

著者:有賀 泰夫
投稿:2014/12/12 10:33

日銀バズーカ以来、相場は妙な強さを保っていましたが、海外の変調からようやく調整局面になりました。ある面、相場が強いときは、個別企業のボトムアップ投資は慎重にやるのが賢明です。

つまり、いつ何時、ネガティブな情報に振り回されないとも限りませんから。特に個別銘柄の場合は事情を知って買っている人が多ければそれほど不安がないのですが、相場が強いとどうしても関係ない人まで乗りますから、その後が不安です。

さて、相場が調整局面ですので、本質的な部分で割安感があり、やや休息していた株がねらい目です。年初来、当コラムでタイミングを見ては推奨してきた日特エンジニアリング(6145)は、再びそのタイミングと考えています。

この局面でじりじりと新値を更新中です。この会社は小型自動巻線機の世界トップメーカーで、すでに1年前から受注が急増しています。しかし、納期が長く、実際業績が急回復したのはこの第2四半期(2014年7-9月期)からです。まだまだ、向こう1年以上にわたって、好業績が続く可能性があります。

すでに年初の推奨来、上がっていることは上がっていますが、依然、評価不足といったところです。なお、詳細はこちらのレポートで解説しています。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/820

配信元: みんかぶ株式コラム