(1893)五洋建設
四季報2014年秋号によると、単体受注は4000億円(前期比10%減)計画だが、国内土木など出足好調。手持ち工事高水準、完工は後半に比重。工事採算改善進むが、労務費・資材高懸念残る。償却増もあり営業微減益。
現在は、2012年6月4日の163円の安値からの上昇トレンド(A)の中にあります。この上昇トレンド(A)の中で、2012年11月13日の172円を安値にアベノミクス相場がスタートし、11月15日に194円で買転換出現となって今年の1月7日の418円まで上昇しました。ここから調整入りとなって短期の下降トレンド(B)を形成し、5月21日の267円まで下げて反発に転じました。9月9日には443円と、1月17日の高値418円をザラ場で更新するものの、長い上ヒゲとなって9月16日に368円で短期の売転換出現となっています。5月21日の267円から9月9日の443円までの上昇幅の1/2押し、もしくは2/3押しを待ってのリバウンド狙いとなります。
(6205)大阪機工
四季報2014年秋号によると、主力の工作機械は国内向けが出足鈍いが、下期にかけ自動車中心に新製品投入が寄与。北中南米は自動車用が膨らむ。韓国でIT関連が堅調。中国向けも改善。水道メーターは安定的。海外調達増、生産性向上が効き営業益反発。為替差益減る。
100円を挟んだ安値圏での大きな三角保ち合い(A)の中で徐々に煮詰まり、2012年10月2日の84円を安値に11月中旬のアベノミクス相場のスタートにサポートされ、急騰となって2013年4月14日の216円と半年で2.5倍化となりました。ここをピークに買われ過ぎからの調整入りとなって下降トレンド(B)に移行し、下方修正もあって9月2日の129円の安値をつけて9月24日の190円まで反発するも再下落となり、今年の2月4日の124円まで下落しました。今期業績見通しは増収・増益となり、5月7日の126円を2点底にして6月11日に148円で買転換となって9月1日の173円まで上昇しました。PBRは0.7倍で純資産は249円で、現水準は割安となります。
(4005)住友化学
四季報2014年秋号によると、好採算の抗精神薬『ラツーダ』が米国で効能追加され出荷が期初想定大幅超。石油化学と農薬の下期想定未達懸念を相殺。サウジ稼働率改善し、営業外の持分益膨らむ。減損、事業改善特損前期並み。
2012年10月11日の186円で底打ちとなり、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2012年5月22日の418円まで上昇、6月17日の281円まで押し目を入れて再上昇となり、今年の1月23日には458円まで上昇しました。ここをピークに調整入りとなって下降トレンド(C)を形成し、この中で3月25日の360円をつけたあと、横もみとなってボックス相場(D)へ移行しています。このボックス相場の中で、3月25日の360円、5月26日の357円、8月8日の361円と3点底となっており、7月31日の401円を終値で上回ると上放れの形となります。下降トレンド(C)を抜けつつあるため、押し目買い有利といえます。
(4007)日本化成
四季報2014年秋号によると、アンモニア系が最悪期脱する。半導体向け合成石英、高純度薬品も好転。引き続き脱硝用尿素水が稼ぐが、出足順調の光硬化樹脂、接着剤が先行き不透明。会社数字強め。営業外にソーラー用地の賃貸料。
2011年1月27日の229円を高値に下降トレンド(A)を形成。この中で、2012年10月15日の91円で底打ちとなり、11月中旬のアベノミクス相場にサポートされて12月7日に109円で買転換が出現、2013年1月21日の194円まで上昇しました。その後、1月21日の194円を高値とし、6月7日の112円を安値とする三角保ち合い(B)へ移行しました。この三角保ち合い(B)の煮詰まったところで、今年の3月20日の125円、5月21日の125円とダブル底をつけて6月3日に139円で買転換となってもみあい、9月2日に147円で更なる上昇を示す「ろく買」が出ています。
(4022)ラサ工業
四季報2014年秋号によると、ガリウムなど電子材料は市況悪続き利益低迷。が、柱の化成品は高純度リン酸が牽引。機械は砕石機が消費増税後に国内一服でも海外向け下水道建設用掘進機の受注好調。掘進機の引き渡し時期遅れで利益下期偏重強まるも、営業益小幅増。
2012年7月24日の66円、10月10日の66円とダブル底をつけて11月22日に78円で買転換となって、2013年3月7日の159円まで上昇しました。ここから6月7日の103円まで押し目を入れてもみあったあと急騰となって、9月26日には281円まで上昇しました。その後、公安委が水処理用薬剤の入札談合疑惑で同社など7社に立入検査し、これを嫌気して大幅下落となって下降トレンド(B)を形成しました。この中で5月21日の118円まで下げたあと6月6日の154円まで反発し、横もみへ移行しました。このもみあいの中で、8月14日の137円を安値に反発しかかっているところです。6月6日の154円を終値で抜けると上放れの形となります。信用買い残が多いため、170円台からは上値は重くなりそうです。
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