(6955)FDK
四季報2014年夏号によると、リチウム電池が車載用順調増に加え、メーター用の更新需要も多い。海外顧客からのOEM増産依頼でアルカリ電池も伸長。償却負担増こなし増益続く。ただ、会社計画は調達費など合理化効果が強気。
7月30日決算発表。4月25日の予想と変わらず回復基調。
ニッケル水素電池が主流でアルカリ電池、電子部品、リチウムイオン電池なども手がける。
2011年1月6日の159円を高値に下向きの先細三角形(A)を形成し、その煮詰まったところで2012年10月15日の60円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上放れとなったものの、5月21日の123円を高値に下落となり、100円を挟んだもみあいとなりました。しかし、今年の1月6日に113円で買転換となって電池関連のテーマで急騰し、1月9日に282円の高値をつけました。ここをピークに買われ過ぎからの急落となり、短期の下降トレンド(B)となって5月21日の107円まで下げ、再び電池関連株のテーマで買い直されて、7月9日の260円まで急騰しました。ここから日経平均の急落につれ安していますが、リスクがとれる人はリバウンド狙いの買いとなります。
(6393)油研工業
四季報2014年夏号によると、中国・仏山の子会社連結化で売上高15億円、営業利益1億円加算。油圧機器は国内で微増、台湾、香港が引っ張りアジア圏が好伸。期初から工場高稼働、人件費増こなし営業増益続く。為替差益見込まず。少数株主利益の控除増える。増配余地。
8月8日の決算発表では、通期予想2ケタの増収・増益変わらず。
2011年7月4日の237円の高値からの下向き先細三角形(A)の煮詰まったところで、11月14日の125円を安値にアベノミクス相場がスタートし、12月19日の146円で買転換となって上放れ、急騰となって2013年3月12日の315円の高値をつけました。ここをピークに6月7日の185円まで下げた後は三角保ち合い(B)となっていました。この中で、今年の2月4日の197円、4月28日の197円とダブル底となって5月26日に216円で買転換すると、三角保ち合い(B)を上放れして1月14日の267円を上に抜けて7月7日に279円まで上昇しました。ここから8月8日の234円まで押し目を入れて再上昇の形となっています。
(1662)石油資源開発
四季報2014年夏号によると、国内ガス減産だが、イラク油田が生産急増。資産除去債務計上消え、探鉱費も減少。営業益続伸。営業外の持分法利益縮小、為替差益なくなる。原油価格が前提(1バレル100ドル)上回れば利益上振れも。
2012年11月15日の2736円を安値にアベノミクス相場がスタートし、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2013年5月21日の4985円まで上昇後は調整入りとなり、7月22日の4630円、9月10日の4615円と戻り高値をつけたあと下降トレンド(B)へ移行しました。4月11日に3260円で底打ちとなって反発し、下降トレンド(B)を上に抜けて6月16日の4480円まで戻し、再下落となって8月14日の3740円の安値をつけて、8月25日に4025円で買転換となっています。チャートの形をみると、昨年9月10日の4615円を高値の基点とし、今年の4月11日の3260円を安値の基点とする三角保ち合い(C)の形となっています。株価の位置としてはやや中途半端ですので、日経平均がこのまま上昇して16000円台を試す動きとなれば調整の可能性が高いため、このまま上昇すれば短期のカラ売りの待ち伏せがリスクは少ないといえます。
(4080)田中化学研究所
四季報2014年夏号によると、民生用の2次電池材料はノートPC向けの苦戦続くが、新用途拡大でしのぐ。車載用は日系HV向け中心に新工場フル寄与もあり成長軌道化。償却費漸増をこなし、4期ぶり営業益黒字化。特損益一巡。
8月8日の決算発表では、通期黒字予想変わらず。
2011年10月18日の915円を高値に急角度の下降トレンド(A)を形成し、この中で11月14日の270円で底打ちとなり、アベノミクス相場にサポートされて2012年4月2日の625円まで上昇。ここをピークに三角保ち合い(B)となり、この煮詰まったところで9月2日の335円を安値に上放れとなって10月8日の817円まで上昇。再下落となって今年の2月4日の390円まで下落し、下降トレンド(C)の中で5月19日の401円が2点底となって5月28日に464円で買転換となり、7月8日の545円まで上昇して押し目を形成しています。業績は低水準ですが、今期黒字転換と水素関連のテーマにのっていますので、いずれ買い直されてくる可能性があります。
(1882)東亜道路工業
四季報2014年夏号によると、受注は1118億円(前期1231億円)を計画。期初受注残は前期比2割増と高水準だが、施工能力限界で完工小幅減。製品も出荷数量減。労務費、資機材費高騰懸念あり利益率が低下。営業益反落。
8月8日に決算発表。今期は労務費、資機材費高騰で利益率低下。4~6月期経常赤字拡大。
2012年10月11日の175円を安値に11月16日の222円で買転換となって、アベノミクス相場の公共投資のテーマ株として2013年4月24日の546円まで急騰しました。その後、6月27日の387円まで押し目を入れたあと再上昇となって、11月12日には584円と高値を更新しました。しかし、今年になってアベノミクス相場が一服したことや、今期予想が資材や労務費の上昇で営業益が反落となったこともあり、下降トレンド(B)へ移行しています。この中で、今年の3月20日に368円、8月14日に384円と2点底をつけて、8月27日に417円で買転換となったところです。悪材料を織り込んでいれば4月25日の488円を目指すことになり、まだ今季の低水準の業績予想を織り込んでいなければ3月20日の368円を切ってくることになります。
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