今回は、最近気になる「クラウドファンディング」について
日本クラウド証券株式会社の大前和徳社長にご説明して頂きました!
5分でわかる「世界のクラウドファンディング」をお楽しみください。
今回は世界のクラウドファンディングということで、世界で一体クラウドファンディングはどういった状況となっているのか?
クラウドファンディング市場を調べた研究レポートがありまして、
それによると、世界全体では2013年、昨年5000億円くらいの規模になっている
と言われる。
非常に大きな金額がクラウドファンディングという仕組みでお金を流通させている。
その中でも寄付型28%、購入型26%というのがそれぞれありますが、
アンダーラインを引いているのが貸付型41%と株式型3%ということで、
いわゆる投資型クラウドファンディングの比率が非常に大きい、
特に貸付型は41%で分類で最大のシェアを占めているのが貸付型と言われている。
株式型はやはり世界でも金商法や法律の改正でこれから伸びてくると
期待されているところである。
では、それだけ大きなマーケットシェア融資型とはどんな状況なのか?
貸付型クラウドファンディングの最大手と言われる会社をご紹介したい。
lending clubという会社で2007年にできたサンフランシスコにある会社ですが
既にグーグルが出資をしまして、まあ、グーグルだったら何でもできる力がありそうですが、
それに対してlending clubの力を認めたともいえるかもしれません。
こちらは世界の名だたる投資銀行家、元クリントン政権の財務長官だったラリー・サマーズが社外役員に入っている
この成長力が会社単体でも数千億円規模に成長している。
これがアメリカの最大手であり、世界の最大手。
続いて、貸付クラウドファンディングの先駆者であるイギリスのzobaという会社を紹介したい。
こちらはグーグルではなく、逆にロスチャイルドという投資グループが
このzobaに出資行っている。
こちらは2005年にロンドンで設立された融資型クラウドファンディングの
パイオニアと言われ、ここから世界に広く拡散していった。
こちらもいわゆるPtoP 個人対個人の間にお金を繋ぐサービスとして立ち上がってきておりますが
今、イギリス国内では個人向け融資の割合ではかなり大きなシェアを取るまでとなり
非常に大きなプレーヤーとなっている。
最後、株式型クラウドファンディングですが、
これはまだまだ具体的な事例はうまれてきていないが、みなさんも聞いたことがあると思いますがジョブズ法という、
日本では通称クラウドファンディング法というのもが2012年の4月にオバマが調印しまして、これはアメリカの議会を
通過している。そしてこれが今、着々と法案化の準備で具体的な制度設計をして、生まれるのがたぶん今年の後半から
来年にかけてではないかと言われている。
日本も金商法改正後、この法律が生まれたことに功をして、アベノミクスの3本の矢の三本目の成長戦略の
一貫として金商法の改正が行われましたが、このきっかけとなったのがジョブズ法ということと言われている。
このようにクラウドファンディングは寄付型や購入型から始まって貸付型、株式型という投資型へと広がって、
世界に大きく拡散しているというのが世界のクラウドファンディングの状況である。
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