厳選銘柄情報、信用取引の委託手数料無料、「キンカブ」… 初心者向けから上級者向けまで唯一無二のサービスを展開!

投稿:2014/08/08 13:09

───SMBC日興証券エクイティ・マーケティング部・舟木智子氏/ダイレクトチャネル事業部・美根幸子氏に聞く

 先日、発表された2014年度の経済財政白書でも記されたように、現在の日本経済は、長年続いたデフレからの脱却が明確になりつつある。90年代のバブル崩壊によって始まった「失われた20年」のトンネルをようやく抜け、中長期的な経済成長を望めるステージへと向かう、大きな時代の転換期を迎えつつあるのだ。
 そんな時代の変化とともに、株式市場にも、近年久しくなかったかのような世間の注目が集まっている。この状況を受け、様々な方面でサービス強化に取り組み、投資家の注目を集めているのが大手総合証券の一角を占めるSMBC日興証券だ。
 本稿では、同社のサービスの強みを、最前線で活躍する二人の女性社員へのインタビューによって紹介する。

中長期の日本経済復活のシナリオをもとに
「日興ストラテジー・セレクション」を選定

━━中長期的な視点での市況見通しや独自の投資戦略によって個別銘柄を選定した「日興ストラテジー・セレクション」が話題を集めています。まず、SMBC日興証券がこのような銘柄ラインナップを選定した背景と狙いについてご説明ください。

ph1_p110751舟木 「日興ストラテジー・セレクション」は昨年10月に当社のお客様向けに情報発信を始めました。この背景には、現在の日本経済と株式市場は大きな転換期を迎えている、というSMBC日興証券としての時代認識があります。昨年来、日本の株式市場はアベノミクスによってそれまでとは大きく様変わりしました。為替水準の適正化により企業業績も好転しつつありますし、さらに2020年の東京オリンピックの開催も決定しました。
 「失われた20年」とよく言われますが、今世紀に入ってからもITバブル崩壊やサブ・プライムローン問題、リーマン・ショック、欧州債務危機と危機がありました。こうした苦難を乗り越え、今、ようやく日本経済は本格的な復調局面に転じつつあるという認識が、「日興ストラテジー・セレクション」リリースの背景にあるのです。
 今回の銘柄選定の基本的な考え方は、中長期的に日本経済が復活していく、というシナリオに基づいています。その上で、「日本を再生・創造する」「日本を売り込む」「日本へ呼び込む」の3つをキーワードとする投資ストラテジーに沿って、それぞれの分野で中長期的な成長が期待できる銘柄を選びました。脱デフレと政府の成長戦略によって、国内市場を活性化させることが期待される企業、技術力に強みを持ち、将来さらに世界展開を進めることができるだろう企業、外国人を日本に呼び込むための力となる企業。言ってみれば、現在の国策に沿った企業とも言えます。

━━選定された銘柄を見ていると、誰もが知る有名企業もあれば、挙げてみればなるほどと思うような、御社の目利きを感じる企業もありますね。舟木さんから見て、特に注目してほしい銘柄はありますか?

舟木 昨今、水素燃料の国内拠点整備など、新エネルギー分野の話題が注目を集めていますが、そうした意味では「日本を売り込む」というキーワードで選んだ千代田化工建設などは当社ならではの視点で選定された優良銘柄だと思います。世界的なエネルギー不足が見込まれる中で、環境にもやさしいとされるLNG開発で定評があり、シェール革命などでプラント開発需要も期待できるので、会社の事業計画以上のポテンシャルがあるのではないかと見込んでいます。
 また、セガサミーHDも非常に面白いと思います。今年に入って訪日外国人が急増していますが、政府の目指す観光立国実現の大きなファクターとなるカジノ関連銘柄の筆頭企業です。成田と羽田に路線網を持ち、外国人観光客増加が業績に直結するJR東日本や、高利益体質に転換した日本航空なども注目です。
 私個人としては、3つのキーワードのうち、この「日本に呼び込む」分野には皆さんが一般的に感じている以上のポテンシャルがあると思っています。昨年、訪日外国人が初めて1000万人を突破しましたが、現在、政府では2030年には3000万人にまで増やそうと目標を立てています。実際、4月と5月の訪日客は過去最高だったそうですし、最近、アメリカの旅行専門誌「トラベル・アンド・レジャー」の2014年の読者投票で、京都が世界ナンバーワンに選ばれるなど、日本の観光資源に対する対外的な評価は急速高まっています。他国と比較してみても、日本への観光客はフランスの8分の1の水準に過ぎず、その意味でも成長の余地が大きいと思うのです。

━━どうしても経済成長というと、モノづくりを中心とした輸出企業に目を向けがちですが、人口減少が続く日本にあって、確かにこの分野の有望性は見落としてはならないですね。

舟木 観光という言葉だけではイメージしにくいかもしれませんが、外国人観光客が増えることによって国内市場に与える影響も決して小さくありません。実際、観光客が落すお金の2分の1はショッピングや飲食関連だと言われていますし、日本百貨店協会のデータなどを見ても、外国人観光客の増加が国内市場を拡大していることは明らかです。10月から免税店制度が改正され、地域の特産品なども免税対象となりますが、これによって今年の免税品市場は、前年比で倍増するとまで見込まれています。そうなると三越伊勢丹HDも注目したいですね。
 外国人旅行者に話しを聞くと、日本や東京は治安もいいし、現在は相対的に物価も高くない。非常にストレスの少ない観光地だという。こうした国は世界でもなかなかないと思います。ただ、残念ながら地下鉄は全く分からない、と彼らは口を揃えて言いますが(笑)。ともかく、東京オリンピックの開催へ向け、政府の後押しもあって「日本へ呼び込む」産業が、中長期的な成長を期待できるセクターであることは間違いないでしょう。

━━ところで、「日興ストラテジー・セレクション」の情報を手に入れるにはどうすればいいのでしょう。また、定期的に銘柄の入れ替えも行うのでしょうか?

ph2舟木 「日興ストラテジー・セレクション」は、私たちがお客様に向けて、毎月25日に発行している月刊レポートの一種なんです。ですから、SMBC日興証券の口座を開設していただければご覧になることができます。もちろん、オンライントレードのみで取引をされる方でも、当社のオンライントレード「日興イージートレード」にログインすれば、無料でご覧いただくことができます。
 このレポートは毎月発行されるのですが、基本的に銘柄の入れ替えを頻繁にしようとは考えていません。中長期投資を念頭に、様々な視点で検証を加えて選定した銘柄ばかりなので。昨年秋に選定した時は9銘柄だったのですが、現在は25銘柄まで増えていて、これまで入れ替えるより足していくというスタンスで来ました。除外した例も無くは無いのですが、この場合は、対象企業が経営戦略を大きく変更したために、当社の選定基準、3つのテーマから逸れてしまったというケースです。
 いずれにしても、お客様が長期的な視点を持って、じっくり考えて投資の参考にしていただきたい、と選んだ銘柄ですから、短期的なパフォーマンスで入れ替えるような性質のものではないのです。やはり株式市場では、20年に渡る長期低迷を経験していますので、私たち証券会社の立場でも、個別株を積極的に推奨することができない時代が続いていました。それがアベノミクスはじめ環境が整ってきたことで、今、ようやく全てのお客様に向けて株式投資の可能性を伝えることができるような状況になりました。そうした中で、「日興ストラテジー・セレクション」は、SMBC日興証券として満を持して発表したものなのです。

NISA投資に最適な「キンカブ」と業界唯一の信用取引の委託手数料“完全無料”を誇る「日興イージートレード」

ph3AB

━━アベノミクスによって株式市場が活性化したことは確かですが、まだまだ日本の個人投資家比率は、他の先進国と比較しても高いとは言えません。そんな中、「日興ストラテジー・セレクション」のような試みは、投資家のすそ野を広げる意味でも期待ができますね。投資家層の拡大という点では、御社独自のサービス「金額・株数指定取引(キンカブ)」もユニークです。

舟木 この「キンカブ」はSMBC日興証券独自のサービスで、単元株に縛られず、投資家の皆さんが望む金額分を投資することができるというもので、東証に上場している銘柄のうち、当社が選定した銘柄を対象に取引することができます。通常の取引では、銘柄ごとに決められた単元株数で注文しなければならないので、買いたいと思う銘柄があっても、金額が大きすぎてあきらめざるを得ない、ということがよくありました。ですが「キンカブ」なら1万円以上1000円単位の金額を指定して購入することができますし、小数点第五位までの株数を指定して購入することもできるので、投資資金が少額でも、買いたい銘柄に投資することができるのです。
 分かりやすく言えば、ガソリンスタンドでガソリンを入れるイメージでしょうか。ガソリンスタンドでは、何も必ず満タンにする必要はなく、金額を指定しても「何リットル」と量を指定しても給油することができますよね。それを株式投資でも可能にしたというわけです。

 この「キンカブ」自体は2005年にスタートしたもので、当時の経営戦略をもとに、より多くの人に分かりやすい投資商品を提供しようと開発されたサービスです。今年1月のNISAの導入に際して100万円という投資枠が設定されたこともあって、金額指定で株式を購入できる「キンカブ」は、NISA口座での取引に非常に適しています。このため従来はオンライントレード専用商品でしたが、NISAの導入に合わせて、ネットだけでなく対面取引でもご利用いただけるようにしました。

━━証券会社各社がプロモーションに力を入れるNISAですが、総じて各社ともサービスの差別化がしづらく、決定力が無いように感じられます。その点「キンカブ」はピッタリ合致しているように感じますが、これまでの顧客の反響はいかがですか?また、「キンカブ」の具体的な活用法があれば、ご説明ください。

舟木 NISAがスタートする前後の昨年11月と今年の1月にテレビCMを打ちましたが、やはり、その月のキンカブ利用口座数は急増しました。「キンカブ」は少額でも投資可能な商品で、その意味では資金に限りがある初心者の方にも向いています。ですがNISAでは非課税枠を最大限に活用するためにキンカブを利用するという方も多いです。普通に購入すれば非課税枠を超えてしまう売買単位の大きな銘柄を、NISAの非課税枠100万円分だけ投資するというやり方ですね。
 確かに「キンカブ」はNISAと相性がいいので、お客様には積極的にキンカブを活用した投資法を提案しています。当社では、時間分散効果を狙って定期的に定額ずつ買い付けていく方法や、銘柄分散効果を狙って各銘柄を均等金額ずつ購入する投資をお勧めしています。例えば、ネット取引のお客様向けに「定期定額売買」を用意していますし、「日興ストラテジー・セレクション」同様に、中長期的視点で選定した5銘柄で、20万円ずつ100万円分のパッケージをつくって提案したりもしています。
 また、NISAの特徴の一つは配当金も非課税ということなので、高配当銘柄だけを集めたパッケージも提案しています。高配当と言えば、REITのパッケージも好評です。株式と比較して配当性向が高いREITの特性を生かして、オフィスや商業施設など様々な分野から利回りが高い銘柄を集めてパッケージにしたもので、これまでのところ年利が4%を超えています。NISAの主流である長期投資の対象としては、最適の提案ができているのではないかと考えています。

━━NISAは来年以降の制度改正も予定されていますから、有効な投資法として「キンカブ」はますます注目されそうですね。では次に、そうした特徴ある御社のサービスを利用するために、ネット証券ユーザーに御社のオンライントレード「日興イージートレード」の特色について改めてご説明下さい。証券業界では唯一、信用取引委託手数料の完全無料を実現していますね。

ph4美根 はい、当社では2011年5月からオンライントレード中心のお取引コース「ダイレクトコース」のお客様に限って信用取引の委託手数料を完全無料にしています。当社ではお取引コースを、担当者からのアドバイスが受けられる「総合コース」と、オンライントレードが中心の「ダイレクトコース」の2つからお選びいただけます。「日興イージートレード」は当社のオンライントレードの愛称で、全てのお客様が利用できますが、信用取引の委託手数料無料は「ダイレクトコース」のお客様が「日興イージートレード」を使う時に適用されます。
 期間限定のキャンペーンなどを除けば、ネット証券各社の中でも信用取引の委託手数料を完全無料にしている証券会社は当社以外ありませんので(※)、オンライントレードを中心に取引している「みんなの株式」のユーザーの皆様にとっても、当社のサービスはアピールできるのではないかと考えています。
(※2014年7月現在/SMBC日興証券調べ)

━━ ネット証券から始めた投資家にとっては、店頭の対面チャネルに強みがある総合証券会社のイメージが強い御社にそうした特色があると言うことは意外と知られていないのではないでしょうか。

美根 ご存知ない方もいらっしゃいますよね。それなら、是非、より多くの投資家の皆さまに知っていただき、利用していただきたいと思います。当社は、総合証券会社として情報力やコールセンター・店舗の使いやすさなどをお客様に総合的に提供する立場にあります。当社ならではのセールスポイントを打ち出すにあたりまして、株式手数料の安さで他社との差別化を図るネット証券各社とは異なり、全体の投資家から見ればニッチかもしれませんが、確実に一定のニーズがある信用取引の分野で他社に負けないサービスを打ち出そう、と考えて、信用取引の委託手数料を無料にしたのです。
 信用取引に限らず、投資信託でも手数料無料の「ノーロード投信」の取扱銘柄数が150本以上と他社に遜色ない水準ですし、ご説明させていただいた「日興ストラテジー・セレクション」や「キンカブ」など、ネット証券にはない充実した情報、サービスもあります。ですから今、ネット証券しか利用していない投資家の皆様にも、状況に応じて利用していただければ大きなメリットを感じてもらえるはずです。

━━ なるほど。総合証券会社のオンライン部門というと、どうしても店頭における対面チャネルの補完的な意味合いで展開している会社が多いですが、SMBC日興証券では両事業をどのように位置づけているのでしょうか。

美根 基本的には対面チャネルとオンライントレードのお客様はそれぞれ異なるニーズがあるので、対面チャネルのお客様には対面チャネルならではのサービスを、オンライントレードのお客様にはオンライントレードでなければ出せないサービスをそれぞれ展開していきたいと考えています。
 とは言え、年代に応じて株式投資へのニーズが異なってくることも事実。例えば退職金が入った時や相続などの人生の“一大イベント”に遭遇した時にネットでの取引だけで解決できるのかどうか。通常はオンライントレードだけで済んでいても、こうした時には専門家の意見を必要とすることもあるのではないでしょうか。その意味では、店舗を持っている当社は、長い目で見てネット専業の証券会社より投資家の皆様に安心感を与える存在になり得るのではないかとも考えています。

舟木 そうですね。確かに若い層を中心にネットでしか取引しないという投資家が増えていることは事実だと思います。でも、何かあった時に直接意見を求めたり気軽に問い合わせができる窓口があるというのは、お客様にとっても使い勝手がいいのではないでしょうか。もちろん、自分の判断だけで投資をしたいと言う場合にはネットで取引すればいいし。両方の機能があってこそそうした使い分けができるのではないかと思います。
 これまで株式投資をしてこなかった皆様には、まずは1万円から株式に投資ができる「キンカブ」を活用していただきたいですし、より高い投資効率を目指す投資家の皆様には日興イージートレードを利用して信用取引など。またさらに、より詳しい情報や安心感を求める場合には、対面チャネルの利用も検討していただきたいと思います。
 いずれにせよ、私たちSMBC日興証券では、今後も年齢や投資スタイルを問わず、様々なお客様の様々なニーズに応えるべく事業を展開していきたいと考えています。

ph5
全ての投資家に向けて先進的なサービスを提供するSMBC日興証券の魅力を語る
舟木智子氏(左)と美根幸子氏。

【編集後記】
 SMBC日興証券がわが国を代表する総合証券会社であることは、株式投資家でなくとも誰もが知っている。だが、本インタビューにあるような、他社にはない独自のサービス展開を、以前から積極的に展開しているという事実は意外と知られていないのではないだろうか。
 NISA投資で一躍、注目を集めた「キンカブ」然り、証券業界で唯一、完全無料を実現している信用取引然り。そして、「失われた20年」を超えて、満を持して打ち出した「日興ストラテジー・セレクション」も然り。
 これから株式投資を始めようという中長期狙いの投資家から、ネット証券でのみ取引している短期投資狙いの投資家まで、様々な投資家ニーズにいち早く応えてきたのがSMBC日興証券なのだ。

SMBC日興証券「ダイレクトコース」を詳しく知りたい方は↓
http://www.smbcnikko.co.jp/promo/direct/6_lp.html?cid=etc_ni_min_00001
(現在、対象の方に現金3,000円プレゼントする「ネットで口座開設キャンペーン」を実施中)

「金額・枚数指定取引(キンカブ)」を詳しく知りたい方は↓
http://www.smbcnikko.co.jp/stock/kinkabu/index.html

配信元: みんかぶ株式コラム