15日の米国市場はキング牧師の生誕日の祝日で休場となっており、昨日同様、海外勢のフローは限られることになろう。また、シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の23685円とやや弱含みだったほか、欧州市場は小幅ながらも全般下落している。手掛かり材料に欠けるなか、日経平均は5日線を挟んでのこう着といったところになりそうだ。もっとも、昨日はメガバンクが昨年来高値を更新するなど金融株の堅調な展開が目立っていた。米金融決算への期待や金利先高観などが材料視されているようであり、リバランスの流れとしても、しばらくは金融セクターに関心が集まりそうである。その他、日経平均の高値もち合いが継続するなか、個人主体の資金はマザーズやJASDAQといった新興市場にシフトしやすい面もある。次世代電池や働き方改革、省力化投資、仮想通貨といったテーマ株物色も引き続き健在であろう。個別では強気格付けや格上げが観測されているところで、DACHD<6534>、IDEC<6652>、SGHD<9143>、ディップ<2379>、大同メタ<7245>、アイシン精機<7259>、住友不<8830>が注目される。
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