28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米株安は想定内、VIX指数安定で押し目拾いのスタンス
■決算チェック:東和フードの18年4月期の第3四半期営業利益は22.4%増、やや警戒感も生じるか
■前場の注目材料:特殊陶、生産設備「シェア」仲介、新会社設立へ
■米株安は想定内、VIX指数安定で押し目拾いのスタンス
28日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売りが先行することになろうが、その後は底堅さが意識される相場展開を想定したい。27日の米国市場では、パウエル議長の議会証言では、議員らとの質疑応答で米経済の力強さとインフレ見通しへの自信について言及し長期金利が上昇。金利上昇への懸念から、株式相場は下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の22175円となり、これにサヤ寄せする格好となろう。
ただし、NYダウは直近3営業日で900ドル超上昇していたこともあり、利益確定の範囲内であろう。25日線が支持線として意識されているため、今晩の動向を見極める必要がありそうだ。また、長期金利の上昇が嫌気された格好とはいえ、VIX指数は下落していることもあり、市場は落ち着いた状態であろう。引き続きVIX指数の落ち着きがみられるようだと、市場は利上げを織り込み、プラス面を手掛かりとした物色に向かわせよう。
また、日経平均についても前日までの上昇で25日線を捉えてきており、短期的な達成感とともに、いったんは跳ね返されやすい水準であろう。一方で円相場は1ドル107円台半ばでの推移となり、ハイテクセクターなどは売り一巡後に見直される展開も意識しておきたところである。
また、日経平均は22000円固めから底堅さが意識されてくるようだと、押し目拾いの流れは新興市場の中小型株などへも広がりをみせてくることになりそうだ。昨日のマザーズ指数は25日線に上値を抑えられる格好だったが、5日線レベルでの押し目買いの動きは意識しておきたいところである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■東和フードの18年4月期の第3四半期営業利益は22.4%増、やや警戒感も生じるか
東和フード<3329>は18年4月期の第3四半期決算を発表。営業利益は前期比22.4%増の5.08億円で着地。売上高は同2.8%増の83.05億円となった。なお、売上高を前期比3.8%増の112億円、営業利益を前期比33.2%増の7.10億円とする通期計画は据置きとしており、営業利益ベースでの進捗率は71%となっている。同社は第4四半期(2月-4月)の利益偏重傾向などもないことから、平昌オリンピックの影響もありマイナス影響を受けると想定されているなかで、通期計画への到達に対しては若干の警戒感も生まれる可能性があるだろう。ただし、来期に向けた積極投資として3月、4月で6店舗の創店グランドオープン、既存店でも、2店舗の改装リニューアルオープンを実施する計画となっており、売り一巡後は底堅さをみせてこよう。
■前場の注目材料
・ドル円、1ドル107円30-40銭
・日銀、大規模な金融緩和を維持
・好業績銘柄への資金シフト
・日経平均は上昇(22389.86、+236.23)
・建機工、18年度見通し、中国けん引で建機出荷5%増
・特殊陶<5334>、生産設備「シェア」仲介、新会社設立へ
・三菱重<7011>、核燃料サイクルの仏社に出資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:00 アルミ出荷統計(1月)
・10:10 国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下と10年超)(日本銀行)
<海外>
・10:00 中・製造業PMI(2月) 51.2 51.3
・10:00 中・非製造業PMI(2月) 55.0 55.3
<HT>
■株式見通し:米株安は想定内、VIX指数安定で押し目拾いのスタンス
■決算チェック:東和フードの18年4月期の第3四半期営業利益は22.4%増、やや警戒感も生じるか
■前場の注目材料:特殊陶、生産設備「シェア」仲介、新会社設立へ
■米株安は想定内、VIX指数安定で押し目拾いのスタンス
28日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売りが先行することになろうが、その後は底堅さが意識される相場展開を想定したい。27日の米国市場では、パウエル議長の議会証言では、議員らとの質疑応答で米経済の力強さとインフレ見通しへの自信について言及し長期金利が上昇。金利上昇への懸念から、株式相場は下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の22175円となり、これにサヤ寄せする格好となろう。
ただし、NYダウは直近3営業日で900ドル超上昇していたこともあり、利益確定の範囲内であろう。25日線が支持線として意識されているため、今晩の動向を見極める必要がありそうだ。また、長期金利の上昇が嫌気された格好とはいえ、VIX指数は下落していることもあり、市場は落ち着いた状態であろう。引き続きVIX指数の落ち着きがみられるようだと、市場は利上げを織り込み、プラス面を手掛かりとした物色に向かわせよう。
また、日経平均についても前日までの上昇で25日線を捉えてきており、短期的な達成感とともに、いったんは跳ね返されやすい水準であろう。一方で円相場は1ドル107円台半ばでの推移となり、ハイテクセクターなどは売り一巡後に見直される展開も意識しておきたところである。
また、日経平均は22000円固めから底堅さが意識されてくるようだと、押し目拾いの流れは新興市場の中小型株などへも広がりをみせてくることになりそうだ。昨日のマザーズ指数は25日線に上値を抑えられる格好だったが、5日線レベルでの押し目買いの動きは意識しておきたいところである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■東和フードの18年4月期の第3四半期営業利益は22.4%増、やや警戒感も生じるか
東和フード<3329>は18年4月期の第3四半期決算を発表。営業利益は前期比22.4%増の5.08億円で着地。売上高は同2.8%増の83.05億円となった。なお、売上高を前期比3.8%増の112億円、営業利益を前期比33.2%増の7.10億円とする通期計画は据置きとしており、営業利益ベースでの進捗率は71%となっている。同社は第4四半期(2月-4月)の利益偏重傾向などもないことから、平昌オリンピックの影響もありマイナス影響を受けると想定されているなかで、通期計画への到達に対しては若干の警戒感も生まれる可能性があるだろう。ただし、来期に向けた積極投資として3月、4月で6店舗の創店グランドオープン、既存店でも、2店舗の改装リニューアルオープンを実施する計画となっており、売り一巡後は底堅さをみせてこよう。
■前場の注目材料
・ドル円、1ドル107円30-40銭
・日銀、大規模な金融緩和を維持
・好業績銘柄への資金シフト
・日経平均は上昇(22389.86、+236.23)
・建機工、18年度見通し、中国けん引で建機出荷5%増
・特殊陶<5334>、生産設備「シェア」仲介、新会社設立へ
・三菱重<7011>、核燃料サイクルの仏社に出資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:00 アルミ出荷統計(1月)
・10:10 国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下と10年超)(日本銀行)
<海外>
・10:00 中・製造業PMI(2月) 51.2 51.3
・10:00 中・非製造業PMI(2月) 55.0 55.3
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