■業績動向
2. 財務状況と経営指標
ザインエレクトロニクス<6769>の2017年12月期末の総資産は前期末比405百万円減少の9,052百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が205百万円減少したほか、売上債権が49百万円減少した。また、固定資産では投資有価証券が171百万円減少した。
一方、負債合計は買掛金の増加等により、前期末比173百万円増加の497百万円となった。純資産は前期末比578百万円減少の8,554百万円となった。当期純損失の計上により利益剰余金が654百万円減少したことが主因となっている。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期比で若干低下したものの94.1%と依然、高水準を維持しており、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も60億円以上と潤沢で有利子負債もないことから、財務の安全性は極めて高いと判断される。一方、収益性に関しては前述した通り2017年12月期は研究開発投資を積極化したことで2期連続の損失計上となったものの、売上高は成長トレンドに転換し始めたほか、2018年12月期以降は研究開発費も一段落するため、今後は収益性も回復に向かうものと予想される。なお、同社がKPIとしている従業員1人当たり売上総利益は2016年12月期の12.9百万円から2017年12月期は14.3百万円と回復に転じている。中期経営計画最終年度となる2019年12月期には18百万円以上を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>
2. 財務状況と経営指標
ザインエレクトロニクス<6769>の2017年12月期末の総資産は前期末比405百万円減少の9,052百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が205百万円減少したほか、売上債権が49百万円減少した。また、固定資産では投資有価証券が171百万円減少した。
一方、負債合計は買掛金の増加等により、前期末比173百万円増加の497百万円となった。純資産は前期末比578百万円減少の8,554百万円となった。当期純損失の計上により利益剰余金が654百万円減少したことが主因となっている。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期比で若干低下したものの94.1%と依然、高水準を維持しており、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も60億円以上と潤沢で有利子負債もないことから、財務の安全性は極めて高いと判断される。一方、収益性に関しては前述した通り2017年12月期は研究開発投資を積極化したことで2期連続の損失計上となったものの、売上高は成長トレンドに転換し始めたほか、2018年12月期以降は研究開発費も一段落するため、今後は収益性も回復に向かうものと予想される。なお、同社がKPIとしている従業員1人当たり売上総利益は2016年12月期の12.9百万円から2017年12月期は14.3百万円と回復に転じている。中期経営計画最終年度となる2019年12月期には18百万円以上を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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