■業績動向
1. 2017年12月期業績の概要
ワールドホールディングス<2429>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比34.8%増の127,147百万円、営業利益が同4.6%減の7,064百万円、経常利益が同4.1%減の7,007百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.0%増の4,612百万円となり、いずれも期初計画を上回って着地した。人材・教育ビジネスの収益が想定を上回るペースで伸びたことが要因だ。国内景気の回復トレンドと慢性的な人手不足感が続いていることに加えて、2015年に施行された労働者派遣法改正をきっかけに、企業の人材ニーズが運営体制・コンプライアンス体制の整っている大手派遣会社に集中する動きが続いており、人材採用力や大型案件の早期立ち上げを実現できる組織運営力が高く評価されている同社に対しても旺盛な引き合いが続いていることが背景にある。営業利益は人材・教育ビジネス以外の事業で減益となったことや、人材・教育ビジネスで今後の成長を見据えた先行投資を加速したこともあり若干の減益となったが、期初計画を12.7%上回っており、新・中期経営計画1年目として順調な滑り出しを見せたと言える。なお、売上高は8期連続増収、当期純利益は7期連続の増益となり、過去最高を更新中となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
1. 2017年12月期業績の概要
ワールドホールディングス<2429>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比34.8%増の127,147百万円、営業利益が同4.6%減の7,064百万円、経常利益が同4.1%減の7,007百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.0%増の4,612百万円となり、いずれも期初計画を上回って着地した。人材・教育ビジネスの収益が想定を上回るペースで伸びたことが要因だ。国内景気の回復トレンドと慢性的な人手不足感が続いていることに加えて、2015年に施行された労働者派遣法改正をきっかけに、企業の人材ニーズが運営体制・コンプライアンス体制の整っている大手派遣会社に集中する動きが続いており、人材採用力や大型案件の早期立ち上げを実現できる組織運営力が高く評価されている同社に対しても旺盛な引き合いが続いていることが背景にある。営業利益は人材・教育ビジネス以外の事業で減益となったことや、人材・教育ビジネスで今後の成長を見据えた先行投資を加速したこともあり若干の減益となったが、期初計画を12.7%上回っており、新・中期経営計画1年目として順調な滑り出しを見せたと言える。なお、売上高は8期連続増収、当期純利益は7期連続の増益となり、過去最高を更新中となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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