極東貿易が反発、輸出商社プラント・メンテナンスを子会社化へ

　極東貿易<8093.T>が３日ぶりに反発している。２６日の取引終了後、石油化学工業や石油精製工業に関する輸出商社のプラント・メンテナンス（東京都千代田区）の全株式を９億６０００万円で取得し、子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。

　同社では中期経営計画で「既存事業の強化」「新事業の推進と投資機会の強化」「海外での収益力強化」並びに「グループ経営の強化」の４つの成長戦略を掲げているが、今回の子会社化は成長戦略のベクトルに合致していると判断したという。また、プラント・メンテナンスはグループとの親和性もあり、グループの一員にすることで新興国での事業拡大に弾みをつけ、競争力や収益力の強化につながると見込んでいる。

　また同時に、ドイツに新たな合弁会社を設立し、産業用電動移動体向け電源システムの欧州での販売を主体とする事業を開始すると発表しており、これも好材料視されているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）