ドル/円、上値が重いか下値が堅いか
昨日のNY市場では、フェイスブック社の個人データ流出問題などで米国株の主要3指数が揃って1%超下落。投資家の不安心理の目安とされるVIX指数は一時危険水域の20を超えた。それでもドル/円は105円台後半で下げ渋ると、またも106円台を回復してクローズ。上値が重いと見るか下値が堅いと見るかは立場によって異なるところだが、106円台前半を上値抵抗、105円台後半を下値支持とする狭いレンジでの攻防が続いている。突発的なニュースなどが出なければ、明確なレンジブレイクは明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)まで持ち越しと見るのが自然だろう。なお、本日はG20財務相・中銀総裁会議の最終日となるが、ドル/円相場への影響は限られそうだ。