「無難に終了」を想定も、「慎重姿勢」が求められる局面…!?
◆基本は“まちまち” - 揺れ動きに終始
※ご注意:予想期間は2月28日と表示されていますが、本日(2月27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日は“まちまち”の展開でした。
東京タイム序盤はリスク選好の円売りが先行したものの、
日経平均伸び悩みで106円台へと押し戻されました。
一方で欧州タイム序盤には106.375円まで下値を拡大したものの、イベント(パウエルFRB議長の下院議会証言)を控えて下値追いは避けられました。
一方向に動きづらいこともあり、緩やかに戻りを試して本日へとつなぎました。
このため本日も「パウエルFRB議長による米下院証言(24:00~、原稿公表は22:30)」が注目ということになり、それまでは“様子見ムード”が強まる展開が想定されるところです。
◆ポイントは“タカ派/ハト派の色合い” - パウエル議会証言
その議会証言。ポイントととなるのは“タカ派/ハト派の色合い”です。
“米金利上昇⇒株価急落”を見たばかりなだけに、個人的には「タカ派に寄せる」は想定しづらいと考えます。
一方で米経済は依然として好調であり、「大きくハト派に寄せる」も期待薄です。
無用の混乱を与えないよう苦慮してきたイエレン前FRB議長路線を踏襲まで考えると、「タカ派示唆を避けつつも、緩やかな利上げは継続」という“やや中立”がメインシナリオと考えます。
そう考えるとそれほど波乱はないようにも思いますが、ただし「いずれかに傾ければ…?」という懸念が残るだけに、“波乱含み”は変わりません。
基本的には「イベントを無難に終了⇒緩やかに買い戻し」と考えますが、油断や決め打ちが禁物な“慎重姿勢が求められる局面”と考えておく必要がありそうです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
注:普段より値幅を拡大しています。
108.277(1/26安値《2/2高値前の安値》)
108.120(ピボットハイブレイクアウト)
108.013(2/2~2/16の50%戻し、20日移動平均線、大台)
107.901(2/14高値、2/21高値)
上値5:107.762(2/22高値)
上値4:107.641(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:107.539(2/21~2/26の76.4%戻し)
上値2:107.317(2/21~2/26の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.180(2/26高値、2/21~2/26の50%戻し)
前営業日終値:106.953
下値1:106.736(2/26安値後の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値2:106.650(2/26安値後の61.8%押し)
下値3:106.492(ピボット1stサポート)
下値4:106.375(2/26安値)
下値5:106.095(2/19安値、大台、ピボット2ndサポート)
105.687(ピボットローブレイクアウト)
105.550(2/16安値)
104.963(16/11/10安値、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:49 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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