安値圏の「陰陰陽のはらみ足」をどちらにブレイクするかに注目

著者:市原義明
投稿:2018/02/08 18:12

◆国内3連休前で様子見ムードに傾きそう

9日(金)の日経平均は、3連休前で様子見ムードが強くなる想定です。

8日(木)は、上値が重くなる場面もありましたが、後場にかけて上昇幅を広げました。前日までの下げ幅を考えると上昇幅が物足りない印象ですが、ローソク足は久しぶりの陽線で下げ止まりの兆しが出現したといえそうです。

また、前日、前々日と長めのヒゲがありますが、実態ベースだと「陰陰陽のはらみ足」になっています。はらみ足だけだと一服段階ですから、どちらにブレイクするかが注目されます。

昨日の実態は寄り付き22001円(高値)、終値21645円(安値)の陰線でしたから、22000円台を回復するとはらみ足の高値ブレイクで反転ムードが高まると思われます。

反対に安値をブレイクしてしまうと、短期下降トレンド継続が濃厚になるため、下値模索になりそうです。

ただし、今日の続伸で陽線になったので高値をブレイクしやすい位置なのですが、明日は3連休前で様子見ムードが強くなりそうです。

米国株高となれば寄り付きから高値をブレイクするかもしれませんが、3連休を控えているのでもみ合い想定です。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想