米雇用統計の発表を控え、節目を前にいったん足踏みか?

著者:市原義明
投稿:2018/02/01 17:42

◆円高一服が続けば、下値不安は少なくなりそう

2日(金)の日経平均は、もみ合いで横ばいの想定です。

1日(木)は、米国株高と円高一服を受けて7日ぶりの大幅反発になりました。上げ幅は400円に迫り、ほぼ全面高の展開でした。

ただ、昨晩の米国市場はFOMCの結果発表直後にNYダウがマイナスになる場面もあったので、米国株高よりも円高一服の方が手がかりになった印象です。

明日も為替が手がかりになりそうですが、夜に米国雇用統計の発表を控えて様子見姿勢が出やすくなりそうです。

また、今日の大幅上昇で25日線や心理的な節目の23500円、下げ幅の半値戻しなどの上値の節目が意識される水準に接近しましたから、雇用統計前の上値追いは慎重になりそうです。

ただし、1ドル=109円台をキープする円安であれば下値不安は少ないと思われるため、明日は横ばいの想定です。


市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想