【買い】THK(6481)協働ロボットで変わる職場◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/01/18 19:14

協働ロボットで変わる職場

業種:機械
時価総額:6117.2億円
PER:24.97倍
PBR:2.15倍

【世界市場は23年に20倍超に】
協働ロボットは、人と同じ作業スペースに設置することを前提とし、これまでの産業ロボットのように安全確保のための柵で囲う必要がないのが特徴。また多品種少量生産にも対応可能なことから、生産設備の自由度が増し、今までロボットの導入を見送っていた現場や、ロボットの設置が難しいとされてきた工程でも自動化を実現することができる。
協働ロボットが必要とされている背景には、人手不足の解消と生産性の向上が挙げられる。

【今期最終を15%上方修正、未定だった配当を56円に修正】
11月13日に決算を発表。17年12月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比3.4倍の178億円に急拡大し、従来予想の146億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の202億円→233億円に15.3%上方修正した。市場の一部では、17年12月期の連結営業利益を従来予想の290億円から301億円(会社予想280億円)、18年12月期は同344億円から430億円と見る向きもある。
決算発表予定日は2018/02/14。

【ロボットプラットフォームの開発】
同社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「人と共働して軽作業するロボットプラットフォームの開発」に取り組んでいる。また、現状は旺盛な受注に生産能力が追いついていないが、着実な能力増強効果が徐々に顕在化しコンセンサスの切り上がりが期待され、同時に現在株価の是正が進むと指摘。加えて来年には新中計の発表が期待される上、来期予想配当利回りはFA関連内では好感する数字である。

直動システム大手。工作機械向け主力。LMガイドなど世界シェア首位。
配信元: 達人の予想

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