東京株式(大引け)=33円安、米株高も建設株などの軟調が足を引っ張る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/12/19 15:50
 19日の東京株式市場は、朝方は高く始まったものの買いの勢いは弱く、日経平均は前引け時点では小幅プラスだったが、大引けはマイナス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比33円77銭安の2万2868円00銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は14億5899万株、売買代金概算は2兆3912億6000万円。値上がり銘柄数は698、対して値下がり銘柄数は1265、変わらずは91銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要3指数の最高値更新が続いていることで、リスク選好ムードのなか高く始まったが、上値も重かった。外国為替市場では1ドル=112円台半ばで方向感なく推移し、手掛かり材料となりにくかった。米税制改革法案が週内にも上下両院で成立する見通しとなり、これが好感されているが、その半面、ゼネコン株が急落するなど建設株が軟調に推移して全体相場の足を引っ張った。ただ、下値では好調な企業業績を拠りどころとした押し目買いの動きもみられ、下げ幅も限定的なものにとどまった。外国人投資家をはじめクリスマス休暇に伴う市場参加者減少による影響も出始めている。東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円台はキープしているものの、12月11日以来6営業日ぶりの低水準となった。

 個別では、SUMCO<3436.T>が冴えず、キーエンス<6861.T>も売りに押された。大成建設<1801.T>鹿島<1812.T>が大幅安となり、ヤマシンフィルタ<6240.T>も下落、ここ急騰していたモリテック スチール<5986.T>も大きく利食われた。フィード・ワン<2060.T>東海カーボン<5301.T>が値を下げ、東京個別指導学院<4745.T>も安い。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>がしっかり、ファーストリテイリング<9983.T>も買い優勢だった。SGホールディングス<9143.T>が上昇、コマツ<6301.T>も上値を追った。ソルクシーズ<4284.T>がストップ高、愛眼<9854.T>も値を飛ばした。エー・アンド・デイ<7745.T>タカキタ<6325.T>が大幅高となったほか、サンヨーホームズ<1420.T>も人気。日本光電<6849.T>古河電池<6937.T>なども高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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