13日の株式相場見通し=FOMC控え買い見送り、前日終値近辺で小動き

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/12/13 08:35
 13日の東京株式市場は、現地13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策発表を控えて、その内容を見極めたいとの姿勢から買いを見送るムードが強まりそうだ。日経平均株価は、前日終値近辺での小幅な値動きと予想される。13日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円50銭台での推移となっている。

 12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比118.77ドル高の2万4504.80ドルと4日続伸し、3日連続で過去最高値を更新した。四半期配当の20%増額と自社株買いの規模拡大を発表したNYダウ構成銘柄のボーインクが買われたのをはじめ、米長期金利の上昇を受け、利ざや拡大への期待から金融株に買いが集まった。スダック総合株価指数は、前日比12.761ポイント安の6862.317と5日ぶりに反落した。

 日程面では、一般貨物自動車運送事業などを行うグループ会社の経営管理およびそれに付帯または関連する業務などを手掛けるSGホールディングス<9143.T>、アパレル品のOEM製造のマツオカコーポレーション<3611.T>が東証1部に新規上場する。さらに、投資用マンションの企画・開発・販売、販売物件の管理などを手掛けるグローバル・リンク・マネジメント<3486.T>が東証マザーズ市場に、画像処理検査装置の製造・販売のヴィスコ・テクノロジーズ<6698.T>が東証ジャスダック市場にそれぞれ新規上場する。

 このほかに、黒田日銀総裁が年末エコノミスト懇親会で挨拶、10月の機械受注、11月の投資信託概況に注目。海外では、イエレンFRB議長会見、米11月の消費者物価指数、韓国の文在寅大統領訪中(16日まで)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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