東京株式（前引け）＝米株高や円安を追い風に大幅続伸

　８日前引けの日経平均株価は前日比２７４円５０銭高の２万２７７２円５３銭と大幅続伸。前場の東証１部の売買高概算は１１億９３１４万株、売買代金概算は２兆２４６１億９０００万円。値上がり銘柄数は１２０９、対して値下がり銘柄数は７２８、変わらずは１１０銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米株高や足もと為替が円安方向に傾いたことでリスクを取る動きが加速した。寄り前に内閣府から発表された７～９月期ＧＤＰ改定値が年率２．５％増に上方修正（速報値は１．４％増）されたことも買い気を強める材料となった。寄り後も幅広く買いが入り高値圏で売り物を吸収、特に値がさ株が買いを集め、日経平均の上げに貢献している。メジャーＳＱ（株価指数先物・オプション１２月物の特別清算指数）算出に伴い売買代金は膨らんでいるとはいえ、前場段階で２兆２０００億円超と高水準。

　個別ではファーストリテイリング<9983.T>が大幅高、東京エレクトロン<8035.T>も切り返しが急。キーエンス<6861.T>も高い。アクセル<6730.T>が急伸、ジャパンディスプレイ<6740.T>も物色人気。マネーパートナーズグループ<8732.T>も値を飛ばした。半面、資生堂<4911.T>が冴えず、電通<4324.T>も売りに押された。ショーケース・ティービー<3909.T>、アイビーシー<3920.T>などは大幅安。千代田化工建設<6366.T>も安い。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）